【外資金融エンジニア部門内定体験記】普通の理系大学生/大学院生が業界トップ外銀に内定できたのはなぜなのか?他理系学生との『明確な差』とは?
初めまして!
アルファアドバイザーズでアドバイザーを務めております黒岩です。就職活動、転職、留学まで幅広くサポートをさせていただいております。
これは理系の学生の方々と接する度に、私が抱く思いです。当社にご相談いただく理系の学部生、院生、博士課程の方々は、卓越した知性と明確なビジョンを持ち合わせた素晴らしい人材ばかりです。
しかし、キャリア設計という観点では、いくつかの課題が見受けられます。例えば、こんな声をよく耳にします:
もちろん、研究に情熱を注ぎ、人生をかける覚悟のある方は、その道を突き進むべきです。
ただ、多くの理系学生の皆さんの本心は少し違うようです。キャリア相談の場では、「実はもっと収入を得たい」「外資系企業にチャレンジしてみたいが、自信が持てない」といった率直な思いを伺うことが少なくありません。
そこで本日は、皆さんと同じ理系大学院出身で、外資金融のエンジニアリング部門への内定を獲得された方の経験をご紹介させていただきます。
◯外資金融の選考プロセス
Aさんは外資金融のエンジニアリング部門を軸に、ヘッジファンドや外資系アセットマネジメント会社にも応募されました。書類選考では主に:
これらがオンライン形式で実施されたとのことです。(詳細な選考内容は個別指導生向けに別途共有しております。ご関心をお持ちの方は、ぜひアルファアドバイザーズまでお問い合わせください)
▼アルファ・アドバイザーズ
https://www.alpha-academy.com/
書類選考を通過した後は、いよいよ面接段階に進みます。面接では日本人・外国人を問わず、チーム全員との面接を求められます。理系学生に対して特に重点的に問われるのは:
このような質問です。
特に専門性を深めてきた修士・博士課程の学生にとって、これらの質問への応答は容易ではありません。
「研究をしたかったんでしょ?なのになんで外銀エンジニアリングなの?
この一見シンプルな問いかけへの回答でさえ、相当な準備を要します。
今回内定を獲得されたAさんも当初は苦心されており、私も担当アドバイザーとして徹底的な対話を重ねました。
しかし徹底的に考え抜き、捻り出すと非常に真っ直ぐロジックの通った、それでいて圧倒的な説得力・共感性を持つ「志望理由」ができあがります。それは「日本のプレゼンスを上げたい」「日本経済を建て直したい」という漠然としたものではなく、非常にパーソナライズされた「1つの作品」です。
具体的な志望理由は個別指導の中で、一人一人に合わせて構築していきますが、最も重要なのは、長期的なキャリアゴールから逆算することです。
多くの学生は「理系の専門知識を活かせる」「自身の強みが活きる」といった、過去から未来への一方通行的な理由付けをします。一方、説得力のある志望理由は「このようなキャリアを実現したい」「だからこそ外資系金融のエンジニアリング部門が不可欠」という、目標からの逆算的思考に基づいています。
そのため、アルファでは最初に「あなたの長期的なキャリアゴールは何か?」という本質的な問いから始めます。
志望動機は常に「私の描くキャリアゴール達成への最適解」という逆算的思考から導き出されます。具体的には、10年後のビジネスフィールド、担う役割、創出するインパクトを明確にしていきます。
しかし、これを1人で考えることはほぼ不可能です。なぜなら:
などの理由によるものです。
例えば「ゴールドマン・サックスでの就業」をゴールとする場合、その本質的な理由は何でしょうか?
「日本のプレゼンス向上」を掲げる場合、その実感はどこから来ているのでしょうか?
「年間20%のリターンを実現する投資信託の開発」を目指す場合、その実現性はいかがでしょうか?投資の神様、バフェットですら難しいことです。
このように、実現可能性があり、強固な根拠を持ち、かつ共感を呼ぶような長期ゴールの設定は、非常に高度な作業となります。
ただ、アルファの受講生の皆さんはもうご理解いただけたと思いますが、これは「アルファ5 Key Questions」の策定プロセスそのものです。
アルファでは、まずこの5つの問いに基づく徹底的な自己分析から始めます。これこそが、アルファ生が外資金融や総合商社で高い内定実績を誇る理由です。
Aさんも例外ではなく、アルファ5 Key Questionsを軸とした入念な準備を重ね、結果として大手外資系銀行トップ3社からインターンシップの内定を獲得されました。
◯インターン体験記
Aさんの努力が実を結び、外資系銀行のマーケット部門エンジニアリングチームでのインターンシップを経験されました。
エンジニアリング部門の主軸業務は、トレーディングシステムの開発・維持管理です。インターンシップでは、まず社内標準のプログラミング言語の習得からスタートします。
日常的な業務には、他部署が開発した価格算出モデルと自部署の計算結果の差異分析や、新商品導入に伴うシステム拡張などが含まれます。これらの技術的課題解決がエンジニアリングチームのミッションです。
業務の特徴として、ほぼ100%がコーディングとそれに関連するミーティングで占められます。対外的なプレゼンテーションなどは少なく、トレーディングデスク近くで黙々とコードを書く時間が大半を占めます。ただし、アジア地域のチーム(シンガポール・香港)と一体となって運営されているため、日中はグローバルなミーティングも頻繁に行われます。
また、ワークライフバランスも非常に素晴らしいです。
投資銀行といえば長時間労働というイメージが強いですが、エンジニアリング部門は異なります。基本的な勤務時間は8:30〜19:00で、残業も月45時間を上限とする明確な規定が設けられています。
また、その給与も破格!以下ご感想を共有します:
このようなキャリアがあると、理系学生にはぜひ知ってほしい!文字通り「混乱するほどの」破格の給与をもらうことができるのです。そのチャンスがあるなら、ぜひ挑戦してほしいキャリアですね!!
◯まとめ
このような地道な取り組みの結果、Aさんは外資金融エンジニアリング部門からの内定獲得を実現されました。担当アドバイザーとして、この成果を心から嬉しく思います。
当初、Aさんにもポスドクキャリアへの不安や、より高収入を目指したいという切実な思いがありました。
ただ、Aさんが他の学生と違った点(成功の鍵)は、アルファのアドバイスに真摯に向き合い、着実に実行に移されたことにあります。
研究活動や実験、学会発表など、理系特有の多忙なスケジュールの中で内定を獲得できたのは、「企業研究や選考対策はアルファに委託し、研究活動と両立しながら最短での内定獲得を目指したい」という明確な意思決定があったからです。
理系の皆さんには同様の可能性が開かれています。アルファを信頼してご相談いただければ、外資金融やGAFAMなどへの内定獲得も十分に実現可能です。少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひアルファへご相談ください。