式神の正体
おそらくこれは想念の結晶なのではないかと観ています。
人の想念はそのイメージ通りに働きます。
玉を想えば玉の形になりますし、体を覆う形をイメージすれば少しの訓練は要りますが体全体を覆う事も出来ます。
また想念のみを遠くへ飛ばす事も出来、その汎用性の高さは想像力野高さに応じて様々な働きをさせることが出来ます。
よく知られているのは想念を呪詛として用いる方法。
これは最も初歩的な想念の使い方なので誰でも出来ますが諸刃の剣な事を忘れている人が多過ぎて、ほとんどの人が自他共に呪詛していて共倒れ状態なのが現状です。
そこより少し発展すると想念を防御装置として運用する事も出来るようになります。
想念はイメージ通りになる事が心から信じられたなら、それは実際にそうなります。
それを発展させ学問化させていった人達が陰陽師だったのではないかと。
おそらく彼らの用いた式神というのは、ある対象物(御札や神棚など)へ特定の働きをする念を込めて作り上げられた人工想念体なのだろうと個人的に思っています。
御札は込めた想念の方向性を決定する働きをしていたと思われ、御札だけでは何の効果もなく、また想念だけでも形が保たれ難いのでそのどちらをも補完し合う術が確立されていたのでしょう。
自身の創り上げた人工想念体は自身の分身とも言えるものであるので他の人には使えません。
その都度、インスタントに使える手軽さはあるものの念力が相当強くなければ蚊のようなものに過ぎないので、当時の施術者は想念自体もかなり強力だったはずです。
私自身、それを真似てちょっとした想念体を創ってみている最中なのですが、念自体があまり強くないので毎日少しずつ足していって何とか形にしつつあります。
それも着実に進行しているので「式神人工想念体説」は結構的を得ているのではないかと思えてきました✨