
Glaze 2.0 を使った感想(超カンタン版)
画像生成AIに関心のある方(賛成も反対も両方とも)だったら、多分 Glaze という単語を聞いたことがあるんじゃないかと思います。
2024年4月14日に Glaze のVer.2.0がリリースされたということで、早速インストールして使ってみました。
今回の記事はそのすんごい簡単(ある意味ザツ)な感想になります。
バージョンアップで変わった点
まず最初に Glaze へのリンクを貼っておきます。英文です。
わたしはブラウザに翻訳してもらってます。以下、引用等もブラウザの翻訳結果を貼り付けることになります。
「そんなんじゃダメぽ」と仰る方は原文を読んでください。
バージョン 2.0 のリリースノートのページを読んでみると、以下のように書かれています。
新しい: Glaze 2.0 (4 月 14 日)
Glaze バージョン 2.0 のリリースを発表できることを嬉しく思います。この新しいバージョンでは、最新の AI モデルに対する Glaze の堅牢性が大幅に向上し、画像の Glaze に必要な時間が短縮されました。最も注目に値するのは:
・特に滑らかな表面アート (アニメ、漫画など) に対して、Stable Diffusion 1、2、SDXL に対する堅牢性が大幅に向上しました。
・画像へのあまり目立たない変更、非収束パッチ アーティファクトへの対処
・ほとんどのプラットフォームでの計算効率の向上 (最大 50% の速度向上)
・内蔵 Mac GPU サポート -- Mac M-CPU で 5 倍以上の速度向上。
「強くなったよ」「早くなったよ」ということのようです。
わたしが2.0 のリリースを知ったのは今日(2024年4月16日)です。
X で少し追った感じでは、やはり「早くなった」(だいたい半分から1/3の時間)や「結果がかなりきれいになった」と言ったものが多かったです。
今までのウチでの Glaze は…
バージョン 1.x の頃から何度か試行錯誤しましたが、ウチの環境では失敗続きでうまく動作しませんでした。
CPUが非力なのか、GPUがCUDA非対応なのがいけないのか、はたまた他に原因のある「おま環」なのかは分かりませんが、動かなかったです。
なのでウチでは Glaze の使用を諦めていました。
撮った写真をどうしていたかを知りたい方は、コチラの記事をお読みください。
なので今回バージョン2.0を使ってみたのも「ダメ元でやってみっか…」という感じでしたのさ。
使ってみた感想(超ざっくり)
ダメ元でダウンロードして使ってみたわけですが、結論から言うとキチンと使えました。しかも結構いい感じで。
サンプルとして使った写真は 1024✕683 636kb の JPEG。
Glaze の設定は Intensity :Low / Render Quality : Faster です。
noteはクローリングの対象になっているようなので(AIにかなり乗り気なようでもありますし)、サンプル画像を貼るのはやめておきます。
必要なら X のこのポストに対する返信を御覧ください。
Glaze、GPU縛りに引っかかって使えないのが残念 ウチのGTX1660tiなんよ
— かきたま (@blackpork1121) April 16, 2024
できればここんところどうにかしてほしい
時間は約10分かかると表示がでていました。実際測ってはいませんが、そのくらいだったと思います。だいぶ早くなってる印象です。
バージョン1.x 時代に30分以上待って失敗…を繰り返していたので、早くなっているのは確かです。
画像の劣化に関しては、正直見てもわかりませんでした。
イラストや絵と違ってグラデーションやベタ塗りが多いわけでもないので、目立ちにくいのかなぁとは思います。
Intensity(Glaze をかける強度)も LOW ですし、拡大に耐えられる解像度でもないですしね。
少し「写真を撮ったその後の話」が変わってきそう
キチンといい感じで動作することが確認できたので、ウチの弱小ブログに写真をアップできるようになりそうです。
ブログの記事の間に挿入する写真ならそんなに大きくなくていいわけで、長辺1024とか720くらいで良いでしょう。
これなら今回のテストと同じような時間で処理ができそうです。
(手間かかるといえば手間かかりますが)
シカゴ大学の Glaze チーム&協力されたアーティストの皆様
ありがとうございます