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朗読の世界
自分でNHKの受信料を払い始めて早7年。
今年は大河ドラマをきっかけにNHKのコンテンツにお世話になっている。
今日はちょっとずつ聴いている『朗読の世界』について。
今年の8月からエンジョイイングリッシュで英語の勉強を始め、
らじるらじるというアプリを使っている。
たまたまトップページで目が合ったのが朗読の世界。
1週間聞き逃し配信があるからちょうど1回目から聴けた。
学生時代に読むのを挫折した坊っちゃん。
高校の授業で勉強したのはこころだったので
気になって図書館で借りてみるも一瞬で挫折した過去あり。
そもそもオーディブル系統を使ったこともなく
朗読の何がいいんや?って思っていた。
3回分くらいはあまり良さも分からずとりあえず無理矢理聴いていた。
朗読者さんの声もあまりタイプではなく(失礼で本当にごめんなさい)
文体も難しくてやっぱり頭に入ってこない。
事前情報も入れてなくて(コラそれは入れましょう)
けど4回目ごろから少し情景が頭に浮かぶようになってきた。
声色の変化にも敏感になれた気がする。
それに何より続きが気になるようになった。
ところどころ知らない単語や言い回しが出てきて詰まりはするけど、
黙読だと詰まって進めなくなりそうなところも
朗読だと自分がストップボタンを押さない限り止まらないから
そのまま前へ前へ。これがいいのかもしれない。
後から「あ、もしかしてこういうとこ?!」と気づくこともある。
「ああ今の聴きそびれた!!もっかい!!」と思えば10秒戻しもある。
たすかる〜〜〜〜!!(叫び)
それから声の表情に想像が助けられる。
登場人物が多くなるとさらに想像が捗る。
朗読者の方のすごさを感じた。
タイプじゃないと思っていたけど、どんどん耳に心地よくなってきた。
最近では文体が古いからこその面白さも感じる。
毎回最後に
「不適切な表現がありますがあえてそのままにしています。」と入るだけあって、
激しい言葉が使われることもしばしば。
しかしそのおかげで主人公の荒っぽさが強調されて、
私にとってはそこがこの作品の面白さの大半を占めている。
主人公は荒っぽい気性の中にも素直さがあり、
自分の中に芯があって良い。
応援したくなる。(誰)
まだ途中だけど、最後まで聴いたら学生時代ぶりに読んでみようと思う。
今度は前よりも読み続けられたらいいな。
少し大人になっていますように。笑
時間がない平日に15分。
時には洗い物をしながらや、歯磨きをしながら聴く。
忙しい日々の中で文学に触れられる。
こんなに雅なことはない。
便利な時代に生まれて良かった。
聴き進めると自分に教養が足りないと実感する。
ないとは思っていたけれど、こんなにもないと思わなかった。
1日は誰にとっても24時間。
無理は良くないが有意義に過ごしたい。
今週は坊っちゃんを意識して言い切りの文章にしてみました。笑
もうnoteを続けて13周目ですが、
なかなか自分に合った語尾が見つかりません。
ではまた来週。