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インサイド・ヘッド2を観て

今日は念願のインサイド・ヘッド2を観てきました。
最近の映画は2,000円するのですね。
あまり映画館に行かないのと、行ったとしても割引のある日を狙って行っていたので気がつきませんでした。

今回は金曜ロードショーで1の放送をたまたま見て、心が動いたので映画館まで足を運びました。

※ここから先はネタバレを含みます。お気をつけください。

まず先にインサイド・ヘッド1を観た感想をお話しさせてください。
1番の感想としては、
カナシミが必要な感情だったと言うことです。
私にとっては衝撃でした。

カナシミによって事件が起こり物語はスタートします。
私は恥ずかしながら、悲しみなんて負の感情、なんの役にも立たない。いない方がいい。と思いました。

「楽しいことばかりがあればいいのに。」

ストーリーが進んでいくと、ヨロコビとカナシミはビンボンに出会います。
ビンボンはライリーが3歳の時に作り出した空想上のお友達です。
ライリーに忘れ去られてしまうと泣いていたビンボンに、
ヨロコビはそんなことはないと明るく励まします。
反対にカナシミは彼のそばで、それは悲しいね。と一緒に泣きました。
そのシーンを見て、同じように悲しんでくれる、寄り添ってくれる人の尊さに胸を打たれました。

「ああ、カナシミも大切な感情だったんだ。
負の感情だからと追い出そうとしてしまってた。」

毎日いろんな感情になります。
上がったり下がったりしなければどんなに楽だろう。
感情を殺せばもっと楽に生きられるのかな?
何度も考えました。
けれどそんなことを考える必要なんてなかったんですね。
喜怒哀楽のすべてが私という人間に必要なものでした。

さて2では新たに思春期特有の感情
シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシがやってきます。
どの感情も身に覚えのあるものです。

シンパイが人間関係に悩み、対策を練る姿は後ろから抱きしめたくなりました。
そんなにがんばらなくていいよ。
悩んだって仕方のないことだってある。
31歳の今ならそうすぐに思えることも思春期当時は大問題でした。

「自分らしさって何だろう。」
今でも答えに詰まってしまいます。

ヨロコビは嫌な思い出を遠くへ捨ててしまっていましたが、
最後には
捨ててはいけない。どんなこともライリーの自分らしさにつながる。
と気がつきました。
どうしても、辛いこと・嫌なことがあった時は
その事柄にばかり目がいきますし落ち込みます。
笑える日が来るのはもっともっと先になるかもしれません。
時間が解決してくれると言うのは、
ただただ長い時間が経てば良いというわけではなく、
その事柄からなにかを吸収した時にようやく、
時間が解決してくれたという表現になるのかもしれません。

1で受けた衝撃が大きかったので、
個人的には強いて言うなら2よりも1の方が好きですが、
とても良い作品でした。

ナツカシがちょこちょこ出てくるシーンや、
ライリー以外のキャラクターの頭の中の感情たちのシーンも好きです。

みんなそれぞれにいろんな感情を飼っているのでしょうね。
自分が受けた素直な感情を、自分くらいはそのまま受け止めて
抱きしめてあげていいのかな、と思いました。

もしできるなら、大切な人たちの感情にも寄り添いたいです。

今週はここまで。ではまた来週お会いしましょう。




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