自己紹介のためのファッション
「自己紹介」とは?
初めて会う人などに、姓名・職業などを述べ自分が何者であるかを説明すること
「何だか最近手持ちの服がしっくりこなくなってきたな?」
そう思った事はないだろうか。
しっくりこない、何となく違和感はある。ただそれを解消する方向性もよく分からない!そんな方へ提唱したい「自己紹介のためのファッション」はいかがですかと。
なぜ服に迷うのか?
そもそも人はなぜ服にこんなにも悩むのか。
本屋のファッションコーナーの棚をのぞけば、老若男女問わずあらゆるターゲットに向けたファッション指南本が溢れている。指南本が溢れているのはそれだけ悩みを抱えている読者が多いからだ。年齢、体型、ライフスタイルの変化など…悩みの数だけ解決の糸口を探す本も生まれる。
とはいえたくさん答えがあればいいというものでもない。数が多いのだから当然そこから自分に最適な答えを探す必要が出てくる。そこでもまた迷うのだ。どの答えが自分に当てはまるのだろうかと頭を抱えたくなるのだ。
そこで私はひとつの方向性を示したい。
「自己紹介」のためのファッションはどうだろうかと。
自分が何者で、何が好きで、どんな風にみられたいのか自己紹介のコンセプトを軸として自分らしい服を決めてみようじゃないか。
私のプロいくでの「自己紹介」ファッション
プロいくライター講座用のマガジンには入れているものの、単記事で読んでいる方もいるかもしれないので簡単に説明を入れておく。「プロいく」とは現在私が参加しているライター育成講座の略称だ。
この講座は課題提出だけではなく、1ヶ月に1度会場で講座をしている。その講座に出向く際に私が意識して構成した自身のファッションの話をしていこう。
参加するにあたって考えた自分のコンセプト(見られたいイメージ)
・親しみやすそう、柔らかい
・本職(デザイン)の納得感のあるテイスト
・学生っぽさ
(これは別に伝わらなくても良いが自分が楽しいので入れた)
講座と懇親会がセットなので、話しかけにくそうな外見要因はできるだけないようにと最初から考えていた。
自分を知らない人に万人受けのしない尖った格好やフォーマルすぎる格好を受け入れてもらうより、柔和に整えた方がどう考えても円滑だからだ。やわやわ過ぎて印象に残らないのも問題だが、それ以上に会話が始まらなければ何もできない。
講座に参加する日は、カジュアルがOKな会社の中途入社日くらいのテンションで全体を揃える気持ちで選んでいる。歓迎ランチ行けそう?って聞かれて元気良く「はい!」と答えられそうなくらいの。
加えて自分の仕事についても軽く話すつもりはあり、一般的な職種のイメージと齟齬のないようにしようとも考えて調整していた。ここに関しては「え…ださ…」と思われなければ良いなくらいだが。
とりあえず「めざせ!感じの良い人」で手持ちでコーデを組んでみたを毎回やっている形だ。これに関しては受け取り手からの感想次第なので、そう見えていると良いなの範囲ではある。
それに加えてやっていた事がもう2つある。
・ブルーorピンク系統の服
・アイコニックなジュエリー
これは色とアイコニックなアイテムでイメージの固定もしくは定着を狙ったものだ。色に関しては手持ちの中で先述した「親しみやすそう、柔らかい」の印象から離れない中での好みと手持ちの兼ね合いで選んだ。
青に関してはネイビーくらいまでざっくり青系統の服としており、仮にアクセントとして入れているピンクを他の色に変えても問題なく使える。ほぼ無彩色寄りの寒色は本当に万能に使いやすいので、パキッとした黒白が似合わない場合は杢グレーやネイビーをぜひ試してみて欲しい。
もうひとつのアイコニックなジュエリーについても、前提として自分の気分が上がるのはもちろんのこと見た目にわかりやすく話題性があるので会話がしやすい。同じものを持っていても会話としてフックが作りやすく、またいずれ手に入れたい、知り合いが持っているなどでも会話がしやすい。
またジュエリーだけでなく、多くの人が分かるアイコニックな洋服やアイテムはお互いに興味関心が湧きやすいだけでなく、その人独自のストーリー性(いつ買った、譲り受けた、記念など)も付随することが多いので楽しい事が多い。必ずしも有名で値の張るアイテムである必要はない。思わず話しかけてみたくなるようなストーリー性のあるアイテムであれば良いのだ。
ひとつの正解としての「自己紹介ファッション」
とここまで実体験も交えつつファッション軸のひとつの解として「自己紹介ファッション」を提唱してきたが、いかがだっただろうか。
もちろんこれだけが正解ではなく、悩める人の数だけその人に合った最適解がたくさんあるだろう。この考え方や私の試行錯誤が、誰かがまたファッションに悩んだ時のひとつの指針になれば嬉しい。そして各々その時々の自分が思うファッションの解を見つけ出していこう。