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目玉カニザルと倫子。映画「グランメゾン・パリ」感想

映画「グランメゾン・パリ」を鑑賞しました。

素直な感想を書きます。
ネタバレ度★★☆☆☆
読んで頂き私は、劇場に行ってもらう事を推す、というより
あなたと感想を共有出来たらいいな、感覚で書いています。


 昔からドラマが好きでよく見ていた。お正月の特別番組枠、「新春ドラマスペシャル」などでこういった 全編とは行かないけれど、海外ロケありのドラマというのは前はちらほら存在していたように思う。最近観ないなぁテレビ局も予算がね、、、と思っていたら、キムタク✕パリ、映画で来た。
全国映画動員ランキング2025年1月17日付、1位だ。

キムタクとパリに頼りすぎなのでは?
めちゃくちゃ口が悪いキムタク、かっこいい〜けど。
もっと悪ぶって!その悪ぶりがたまらない!!けど。

ファンじゃないし、5年前の連続ドラマも観ていない。
どうしても冷めて観てしまうんです。

どうしても気になった2つの事

目玉カニざるセーターの謎

映画の一番山場とも言える、三つ星を掛けた大事な食事会の場面。
 フードインフルエンサーリンダ(冨永 愛)のファッションに釘付けになった。
 まるでカニと猿に大きな目玉を合わせたような、ギョロ目玉カニザル柄のセーターを着用していたのだ。
私はそのナレーターをきちんと聞きたかった。 でもその、激しい赤と青のカニザルセーターにどうしても目が奪われて落ち着いて、ナレーションに集中できなかった。 
「なぜにそのセーター??」とぐるぐる頭に回ったし目立つ色に意識を持っていかれた。
初見で持っていかれない人っている?
これから見る予定の人はそこの所、注意して観てほしい。
聴覚と視覚意識を分散させるためなのではないかと思った。
理由としては  あくまでエンタメで観てもらいたい映画であることとか、その ナレーションだけに集中して鑑賞者がジャッジするものではないからとか、考えた。
あの柄のセーターを着せた理由が知りたい。 
大きな謎。誰かおせーたー。(教えて)

もうひとつ

前回の連続ドラマ「グランメゾン東京」から5年ぶりなんですね。

 コロナで味覚が不調になった事をひた隠しながら、キムタクを支えていた倫子。
店の傾きにより、 キムタクからものすごい暴言を浴びせられ 1人 粛々と グランメゾン パリをやめてゆく。

で その間何をしていたかというと後になってわかるけれど、◯◯ なことをしていたわけで。
 
どんなに邪険に扱われてもしがみつく。自分で選んでいるんですね。
そうやって人は見返りを求めない行動をして、人からの信頼を勝ち取っていくのですね。
私にはいい教訓ですが、
男女の関係というのはやはりそういうところを求められているのか?
 女性はあくまでも 男性を輝かせるために 影武者でいる事を理想とされるのか?
女性の管理職が増えない理由もそういうところにあるのでは?
疑問みたいな怒りみないな、がムクムク沸いて来てしまいました。

 その昔 NHK 朝の連続テレビ小説で「おしん」というドラマがありました。 どんなに冷たくても川の水でオムツを洗い続けるみたいな役割は女性子どもで 、立場が弱い者。

どうしても女房母親的な存在が必要で、その女房は一番貧乏くじを引く、 報われるかもわからない( キムタクと結ばれるかどうかもわからない、とっくに子どもは諦めているたぶん) それでも キムタクのおそばにいられるそれだけで私は幸せです、という感じは最近の女性が見て、どのくらいの共感(私もそうゆう恋愛したいとか)があるのかと初め、思った。 

しかし、そうゆう幸せもあるってこと?多様性?確かに、結婚出産を良しとする価値観は、もはやマイナー。中年女性になっても自分のやりたい事、継続推しの時代だし。

女性がやりたいことやる、って言う場合、耐えまくっても報われないコスタイパ悪すぎな愛なんか捨てて、「倫子が自分の店を実はオープンさせてましたー」みたいな、あくまでも主役は自分、ってイメージやニュアンスがあるのだけれど。そして三つ星を取ったのは「倫子の店!」って言う話にすり替わっていたら面白そうだと思いません?
それじゃあキムタクの映画ではなくなってしまうか。

いや、でもそうゆうのを自分勝手というのかな?
下に見られながらも、耐えて支えるのが「愛」?
やっぱりこれもわからない。

キムタクより鈴木京香推しな感想になってしまった。

キムタクと言えばこれからも「キムタク映画、ドラマ」(決まったキャラ決まった展開)と「それが観たい(期待する)人」の枠からはみ出さないのだろうか。そうだ、それを観たくて私は映画館に行った。何も考えずスカッとしたかった。こうゆう紋切り型でスカッと出来たのは、テレビ局にもっとお金があった時代までだったのか?
現代生きていること考えるとスカッと出来ず、いろいろもやってしまった。

料理

料理の方は、やたらと手に入りにくい高級食材に、手をめちゃんこ掛けまくった挙げ句にミリ単位で提供。なんだか冷たそうで大して美味しそう、とも思わなかった。

どちらかと言うと、次回感想を書く、https://youtu.be/-wvmuX6cJos?si=n-RfJ2KJoPPOwshi宮藤九郎脚本、菅田暉主演で話題の「サンセット・サンライズ」に出てきた三陸のハーモニカ焼きがもう美味しそうで食べたくなって仕方なかった。
ハーモニカのように見えるリブの大きな焼メカジキにたっぷりの白髪ねぎ、その上に糸唐辛子が鮮やかに乗っていて、めちゃくちゃ美味しそうだった!
う〜ん、あれにかぶりつきたいっ!!


最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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