子どもと観るなら!映画「はたらく細胞」
「はたらく細胞」鑑賞しました。
鑑賞をオススメしたいので、極力ネタバレしていません。
よかったらお読みください。
小3の息子と見に行きました。
アニメにもなっているけど内容的にも、小学校3,4年生以上からがおすすめですね。
鑑賞前当然のごとく「ポップコーン買って〜」
私「高いからだめ〜」
子どもにお菓子はよくない、ってわかっているけどなぜダメなのか、食べるとどうなるのか?すぐに説明、説得の文句が出てきません。
くしゃみやせきってどうして出るの?どうやって出るの?
うんちが出るのはどうして?
病気ってどうして起こるの?
お勉強臭くないのにナチュラルにお勉強になっている!
なんて楽しい映画なんでしょう?!
しかもこの映画、映画なのに動物や子どもやきれいな役者さんが主役じゃないんです。
主役は人間の体内!永野芽郁さん、マリオみたいだけどすごくかわいい。
スーパーマリオの世界のように全体的にポップなカラーで構成されていてかわいい!
赤血球さんや白血球さん、黄色ブドウ球菌に、マクロファージ、
キラーT細胞、ナチュラルキラー細胞、全然見えないけど活躍してくれているんだろうなぁ。。
いつも頑張ってくれている私の体さん、ありがとう、、、、、。
人間役で芦田愛菜さん、阿部サダヲさん出演しているのに、体内の引き立て役になっているってのが面白い。なかなかないぞ、こんな舞台。
「はっ、はっ、はっ、、、、。」「はっくしょん!!」
くしゃみが出る不思議って誰もが一度は感じたことあるんじゃないかと思う。
この映画のオープニングをぜひ見て欲しい!
えっ?そんな壮大なドラマが??いや、でもわかる〜
このオープニングで一気に「はたらく細胞」の世界にどっぷりでした。
「はっ、これ体内じゃなかった、私、映画見てるんだった」
一気に引き込まれた後、「ドンッ!!」っと現実に帰って来る感じ、好きな演出の一つです。
キャラクターたちも魅力的!!
白血球の佐藤健さん←白塗りでわからなかったよ〜(^_^;)
キラーT細胞の山本耕史さん
NK細胞の仲里依紗さん
ヘルパーT細胞の染谷将太さん、などなど。
こんな素敵な俳優さんたちが、一生懸命こんな楽しい映画を子どもにわかかりやすく作ったり戦ったりしてくれているなんて、
生き生きと活躍している姿がも〜キッラキラでたまりませんでした。
劇中で、抗癌剤治療や、骨髄移植手術が出てきます。
面白いと思ったのは、このような物が体内に入りこんだ時の反応。
体内では、特別な神のような扱いではなく、きちんと「異物」のような感じで描かれていた事。治療のために必要な物でそれで「治る」とされている物ですから、私はもっと「神」の
ように描かれていてもおかしくはないのでは?と思いました。
しかし映画の中ではその存在が、なんかちょっとヤバいぞ!異世界から来た奴ら「異物」だぞ、という感じだったのには驚きました。
個人的に私は、他のnoteの記事を見て頂ければわかると思いますが、
健康に興味があって4毒抜きのグルテンフリーやオイルフリーを実践した生活をしてその効果を絶大に感じています。
このシーンを見て、やはり人間は無理やり医療介入、薬など「異物」などを使って回復を目指す事もときには必要だけれど、本来なら何もすることを必要としない自然なままの体内、であることを「健康」と言うのだな、と思いました。
この冬、職場や周りでインフルエンザが流行りましたが、私は全くかからず元気でいられました。4毒抜きを馬鹿にするひとは多いですが、
自然なままのきれいな体内を保てる努力は、自分の体は自分の物だけではない、自分勝手に生きている訳ではないことを証明出来るひとつなのかもしれないな、と思いました。
そういえば、漫画の「はたらく細胞」には阿部サダヲさん演じる父親など人間役って設定がなかった気がします。これは映画のオリジナル脚本ってことなのでしょうか。
で、この人間界の親子のドラマにも笑いあり涙あり、特に芦田愛菜さん扮するにこちゃんが病気になってしまいのあれやこれやの展開がも〜泣かせてくれる。こんな状態になったらつらいよね悲しいよね、こんな風になりたくないよね、って教えてくれるんです。
鑑賞後、息子が「何か食べたいっ!」
私、「わかった、じゃあ赤血球さんと白血球さんが元気になるものを食べよう!」
息子、笑いながら「いいよ!」
「お菓子は体に悪いからダメ。」に変わる、具体的でポジティブな言葉に出会えました〜。