Kotlinを使用するメリットと懸念点
Kotlinを利用するメリットは多数あります。
まず、Javaとの相互運用性の高さです。KotlinはJavaと互換できるように開発されたプログラミング言語ですので、JavaのコードをKotlinにそのまま変換できます、また、古い部分はJavaのまま、新しく追加する部分だけKotlinで記述といったことも可能です。したがって、まだプログラミング言語を何も知らなくてこれから習得するのであれば、Kotlinだけ身につけておいても高い汎用性があるでしょう。
Kotlinには安全性の高さというメリットもあります。Javaより簡潔に記述できるようになっており、また、エラーが発生しないように、最初からエラーになりやすい記述ができない文法を採用した言語です。そのため、これまでのJavaでの開発よりも、エラーの少ない安全性の高い開発ができるようになるでしょう。
Kotlinにはコーディングに便利なフレームワークがあります。これを使用すると、本来数百行もの記述が必要なところをわずか数十行に短縮できるのです。よって、Javaでは膨大な時間がかかっていた作業時間が、Kotlinを使うことによって大幅に短くできるというメリットが生まれます。
このようにメリットの多いKotlinですが、日本語でのサポートがまだ少ないのが懸念点です。英語ができれば何の問題ありませんが、英語がまったくわからない人にとって、日本語の情報の少ないKotlinは学びにくい面があることは確かでしょう。
また求人数もJavaに比べるとまだ少ないのが現状です。しかし一方で、新しいプログラミング言語でありがなら既に多くの現場で使用されているため、今後はさらに求人数も増えていくでしょう。この機会に、こちらの参考サイトなども見ながらKotlinについて知識を深めておくと良いかもしれません。