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趣味(コスプレ)のやめ時を考える

私は高校時代から趣味でコスプレをしてきており、今年(2024)で22年になります。

世間でいうところのアラフォーになっても続けているなんて、当時は全く思っていませんでした。

何となく、就職したら・転職したら・結婚したらやめるだろう…などと、人生において何か大きなイベントが起きたら自然にやらなくなるだろうと思っていましたが、全くそんなことはありませんでした。それら3つ全て経た今も細々と続けています。

結婚後、数回の転職と2020年からのコロナ禍もあり、頻度は減りました。今も引退はまだ考えておりませんが、ふとしたときに引退の二文字が頭をよぎることがあります。

それは「自分(私という人間)に需要がない」と感じた時です。

具体的にどういうことかというと、以下きつい書き方になってしまいますがお許しください。

まず一つ目が、カメラマンさんに撮影してほしいキャラのコスプレがあり、撮ってほしいとお願いして断られたとき

カメラマンさんも人間ですので、撮りたいキャラや衣装があってそちらを優先的に撮りたいと思うのは当たり前ですね。それと、お互いのスケジュールの都合もあります。就いている仕事も、住んでいる場所も何もかも違う大人同士が予定をすり合わせるのはとても難しいので、ある程度は仕方ありません。

そしてもう一つは、合わせ参加を断られたときです。
これがね、理由はどうあれかなり傷つくんですよ。
片思いしている相手に告白してフラれるのに近いと思ってください。

以前、こんな出来事がありました。

とある人気作品の大型合わせを企画されていた方がおり、開催2~3週間を切った辺りでメンバーに欠員が出てしまい、緊急募集のツイートが私のところにも回ってきました。

しかも、私が今すぐ出せる衣装のキャラだったので心が震えました。

開催地は私の住居からは遠いところでしたが、始発で行けば無理なく日帰りできる距離の場所でした。

私は主催の方とは面識がないですが、知り合いのレイヤーさんが参加予定だったので彼女を通じて確認事項を確認し、主催者様ご本人に参加させてほしい旨をDMで送りました。人見知りだし、大型は苦手だし…とても勇気が必要でした。

一週間ほど待ったのち、断られてしまいました。

「他の方に決まってしまいましたので~…」などと当たり障りない理由を述べられましたが、実際のところはどうだかわかりません。
もちろんそれも事実なのでしょうが(実際、合わせに行った知り合いの後日のツイートで全キャラ揃っている撮影の様子がわかりました)、私の容姿・年齢・性格・住んでいる地域…どれも無関係じゃなさそうなんてつい考えてしまいます。

もちろんレイヤーさんにだって一緒にコスプレする相手を自由に選ぶ権利はあります。それを頭ではわかっていても、心が納得できないときってあるじゃないですか。まあでもお断りは紛れもない事実なので、こちらも当たり障りない挨拶文を返してこの件は終わりました。

これ以来、よく知らない相手の主催する大型合わせに自分から飛び込もうとするのはやめました。

差し迫った欠員募集ですら私は必要とされていないんだって、改めて思い知らされた出来事でした。

いろいろ仕方ない部分もあるけど、こうまでされると「引退」の二文字がちらつくんだよね…


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