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金無双急戦vs四間飛車 掲載2日目 〜ポンポン桂〜

再掲第1図

閲覧ありがとうございます。
さて、2日目は昨日の再掲第1図の続きからここからどうなるのかを見ていきましょう。
まずこの先に桂をタダ捨てして角交換してから飛車先突破は部分的には昔からあり富沢キックやポンポン桂と呼ばれてる戦法であります。
まずは再掲第1図より平凡な☖同歩の進行を見ていきましょう。

再掲第1図より  ☖同歩☗同飛☖2二歩☗3四歩☖4四角☗6六角(結果図1)
結果図1

飛車先交換をして、次に☗2一飛成を見せられてるので自然なのは☖2二歩。ここで追撃がなければ桂を捨ててまで突進した居飛車は何をしているのか分からないので3筋を突き捨てたのを利用して☗3四歩が好手。
☖同銀☗同飛となれば結果的に銀桂交換の駒得となり、なおかつ次に☗3三飛成を見せてて居飛車の攻めが先手先手になっています。
ちなみに☗3四歩とするとこ☗2三歩だと?と疑問に思うかもしれませんが、それは後手が☖1四歩型なので☖1三角の切り返し(失敗図)が痛いです。

失敗図(以下、☗2九飛☖2三歩☗同飛成☖2二飛と飛車角捌かれそうでこれは先手失敗)

同じようでも☗3四歩に対して本進行の☖4四角ではなく☖1三角なら同じようでも☗3四歩☖1三角☗3三歩成☖2四角☗4二と(変化図1)となれば☖同金なら6三や6二地点が弱くなりますし、☖同角なら後手は持ち駒の角を手放したはいいが働きが受けにしか回ってなくこれは先手有利と言えると思います。

変化図1

変化図1から一例ですが☖同金☗2一飛☖3六歩☗1一飛成☖3七歩成☗6三香(変化図2)となると次の☗6一香成or☗6二香成〜☗7一角の2つの狙いを防げなく、これは先手勝勢となります。

変化図2(変化図1から☖同金☗2一飛☖3六歩☗1一飛成☖3七歩成☗6三香の進行)

このように☗3四歩に対して☖1三角の四間飛車の攻め合い思考は後手悪くなるというのは分かっていただけたかと思います。
では結果図1の最後☗6六角はどうなのか?というとこですが、これも結果的に後手は守り一辺倒で一方先手からの次の☗3三歩成が激痛すぎて後手をもって自信のある方は少ないかと思います。
じゃあもうこの時点で振り飛車終わってるのか?案外そうでもないです。今回は再掲第1図より☖同歩☗同飛☖2二歩と飛成を受けたのを見ましたが第3回は☖2二歩に換えて☖4六歩の進行を見ていきたいと思います。


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