フローライトの話をする、有村麻央の話もちょっとする(本当にちょっとだけ) 6/29加筆・修正
有村麻央のオタクの人!フローライトが欲しくなったりしてない!?
フローライトはいいぞ
フローライトはいろんな色があり、形が可愛くて愛好家の多い鉱物のひとつ。
記事の最後にコレクションの画像を掲載しています。
有村麻央から興味持ったけど原石を買うのは初めてでわかんないよー><って方!任せてください。すべての真実をお伝えします。
値段はどのくらい?どこで買えるの?
値段
どんな趣味でも物種がなければ始められないもの。というわけでお金の話です。
自分のコレクションの価格帯は500〜10000円とピンキリ。
求める産地、結晶のクオリティ、大きさによってかなり変わります。
だいたい3000〜5000円あればそれなりのものが手に入る印象です。
・産地
Rogerley Mine(イギリス)、Illinois(アメリカ)あたりが有名かつ高価な産地です。
なぜ高価なのか?その理由は鉱山がすでに閉山しているため希少性が高いことにあります。フォスフォフィライトが高価である理由と似ています。
・クオリティ
自形がはっきりしているほど高価になる傾向があります。つまり、フローライトでいえばよりきれいな6面体(または12面体)であるものが好まれます。
カドの欠けていないもの、クラックが無い完璧なものを求めると青天井です……。
色の美しさや透明度も重要な基準です。
ちなみに、スタンダードなフローライトは6面体です。ではダイヤ型の8面体になってるやつはなんなのかというと、原石をうまく割った形です。フローライトは特定の方向に割れやすい性質(劈開)が強いため、綺麗に割れて8面体になります。
・大きさ
ざっくり言うとキャビネット>サムネイル>マイクロマウントの順で大きいです。キャビネットは名称そのまま、棚に置くようなサイズです。サムネイルは手のひらに収まる大きさ以下のものを差す場合が多いです。キャビネットとサムネイルの間のサイズはスモールキャビネットと呼ばれたりします。
大抵は大きいほど高価ですが、前述のクオリティの要素に左右されます。
購入できる場所
求めているフローライトによります!というのが正直なところですが、自分の経験に基づいて情報を残しておきます。
・実店舗
まず身近にある店だとパワーストーンショップ……直接見て選べるのはとてつもないメリットですが、せっかく地球の一部を手にいれるのなら細かい産地がわかるものが嬉しくないですか?
販売される鉱物には「ラベル」が付属します。鉱物の産出された鉱山名、ポケット名まで、わかる限り記載されます。パワスト屋だとこれが用意されてなかったりするんですよね。
鉱物屋に分類される新宿紀伊國屋1Fの東京サイエンス、ハンズ名古屋店の地球研究室はおすすめです。
・通販
通販はラベル付きの鉱物を手軽に手に入れられます。サイトが古くて怪しい見た目だったり、メールでしか注文を受け付けていなかったりしますがそこは割り切ってください。業者の数が無数にあるので探すのは大変ですが、イベント出展(後述)があること、SNSに購入報告があることを第一の基準にすると、ある程度絞れます。
・イベント
大きなミネラルショーには比較的信頼できる業者が集まります。国内だと東京国際ミネラルフェア、ミネラルマーケット、石ふしぎ大発見展などが有名です。個人コレクターが多数出展する石フリマも尖った品揃えが多くておすすめです。
開催地的に地方のオタクに厳しい側面があり、ミネラルマルシェなどが選択肢になります。
・個人
個人コレクターのコレクション放出や、個人輸入して販売しているコレクターからも購入できる場合があります。フリマサイトやBASEが主要な入手先です。
諸注意
フローライトの性質に関して
比較的脆い鉱物なので取り扱いに注意してください。フォスフォフィライトの「三半」が有名でわかりやすいのでモース硬度の話をすると、フローライトは硬度4です。傷つきやすいうえ、割れやすさもあるので落としたりしないよう気を付ける必要があります。
水溶性の鉱物です。水で洗ったりしないでください。湿度の高い場所も避けたほうが無難です。
多様な色が人気の鉱物ですが、紫外線で褪色することがあるようです。気にする場合は暗所での保管をおすすめします。
信頼できない個体
蒐集の対象になるものには偽物がつきものです。
偽物とまではいえませんが、完全な天然物を求める場合は注意するべき点がいくつかあります。
販売側もそれと知らずに売っていることがしばしばあるので、自ら判断材料を集めていくことが納得のいく買い物につながります。
・ポンデリング型のフローライト
形状を加工している可能性が高いようです。連なった球状のフローライトが天然で産出されることもありますが、こちらの場合は輪になっていません。
・フローライトが蛍光っぽい青緑色、ついている水晶が黒ずんでいる、産地が中国
これらの特徴を満たしていると高確率で放射線照射処理によって色を変えられています。しかし、ヤオガンシャンやシャンファーリンなど、中国産にも美しい天然のものはあります。
有村麻央の瞳の色の話をさせてくれ
これ、この極端な2色づかいってフローライトのゾーニングを参考にしてるのかな?っていう。
地中でゆっっっっっっくり結晶していく過程で、環境が変わることによって層の色が変わるらしいです。麻央は変わっていく自分に戸惑いを感じていましたが、当然環境も変化していったはずです。なるほどね。
と、まあそれだけなんですけど。
ゾーニングとひと口に言っても色の組み合わせはさまざまです。青×黄、透明×紫など。
6/29 19:20 加筆
いわゆる石言葉についてです。
石はありのままで美しい。そこに金銭と互換可能な価値を見出す人間の浅ましさに嫌気がさしますが、資本主義社会では致し方ない。しかし、パワーストーンのように、特別な意味を見出すことは避けたいと常々考えています。旧くから言われる石の魔力を否定するわけではありません。例えば、フローライトは「天才の石」などと言われることがありますが、石に意味を当てはめて人の理解可能な範囲に押し込めているように感じることがあります。
特に、有村麻央のシナリオは「ありのまま」の自分と向き合い、肯定する物語でした。もちろん考え方は各々の自由ですが、有村麻央を理解するうえで、石の特殊な意味が先行してほしくないと個人的には考えます。
ありのままで美しいのだから。
「他人が勝手に意味を見出すこと」はアイドルの構造に含まれるので、そこを落とし込んだシナリオが出たら面白いですね。
コレクションば見てくれんね
見て〜〜〜可愛いね
ありがとう、見てくれて。
いちニワカ鉱物好きの主観に基づいた記事ですので、情報に間違いなどありましたらご連絡いただけるとありがたいです!Twitter(現X)@vacyunまでお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?