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子どもが変わる方法④

① 挨拶や返事(反応)を自分からする。
② ゴミ拾い、整理整頓。
③ 自分の意見や考えを言葉で表現する。
に引き続き

④ 提出物の期限を守る。
である。

私は、学生時代のアルバイト、社会人として仕事をしたときに大きな失望を覚えた。

それは、決められたことを当たり前にできる社会人があまりにも少ないからである。
簡単に言えば、約束さえ守ることができないのである。

そして、このような人に共通していることは、言われたこともできず、明らかに集団の生産性を落としている。
逆に、当たり前のことを当たり前にできる人は言われたことにプラス何かできる人たちであり、明らかに集団の生産性は向上する。

だからこそ、子どもたちにできる当たり前は自分の力でできるようになって欲しいと思っている。

その第一歩が、「提出物の期限を守る」なのである。
学校やその学年にもよるが子どもたちは高学年にもなると、クラスの4割の子どもたちは当たり前のように提出物の期限を守らないどころか、やろうともしない状況にある場合が多い。

これは、教師が子どもたちに配慮を重ね、クレームを恐れ「当たり前のことはやろう」と伝えることを諦めた結果である。

高学年の子どもたちに「提出物の期限を守ろう」声をかけ続け、習慣として身につくのに平均10ヶ月かかる。(学年+4ヶ月の時間が必要)

このことをしっかりできるようになると、時間の効率の良い使い方を見出すこともでき、本当に自分のやりたいことに力を注ぐ時間も多くなってくる。

何より、当たり前のことをしっかりやることが周りの友達からの信用に変わってくる。
子どもの世界でも信用は重要なものである。

信用されていると、周りの友達との付き合い方プラスにも変わり、日々の生活が充実してくる。そして、そのような仲間が周りに増えてくるとできることが大きくなる。

最後に注意することとして、あまり厳しくやりすぎないことである。
教師が極端にこだわりすぎると、教師の自己満足になっているだけで、子どもたちのストレスになってしまい、マイナスの要素のが強くなってしまうからである。

ただ、丁寧に継続することで必ず効果は出てくるので是非挑戦してみて欲しい。



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