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小説を書き始めた理由
コロナ禍でお仕事がなくなり,する事も無く家にいるのもつまらないし、不安だった。そんな不安を払拭しようとなのか、ちょっと沼に落ちました。
で、はまり過ぎたわたしは、その2次創作をと思い、『なろう』に登録。
えっ!『なろう』で2次なんてって思いますよね。今なら分かりますが、その時のわたしは何の知識もない、思いつきだけの見切り発車の状態でした。
それを知った時の感想は、『アレ?』って感じは、ほぼ、ちいかわ状態。それでも、気を取り戻し、何か書いてみようと、『なろう」で人気の胸きゅんな青春小説をとか思っても、心が汚れきってる、アラ還な自分には、すぐに、そんなのムリと分かり、ちょっと官能系な年の差カップルの不倫モノを描き始めました。それは、今も方向が全然官能にならずですが、続けてます。
こちら、欲張りな私です。
新進気鋭な若手投資家に投資される主婦の話です。ファイナンシャルドミネーションという感じのプレイを楽しむ小説となってます。
そんな感じに烏滸がましい言い方だけど執筆活動を始め、傾向と対策のため、暇潰しも兼ね、なろう系を読んでいると、なんと、転生、中世欧州ものが多いことに気がつきました。そうですよね。ロールプレイングゲームの舞台は、お城と騎士と王女様の話ですもの。
で、転生モノでなく魔法使いも出ない、そんな歴史物を書いてみたいって、年寄りだから思っちゃったんです。だってチートなのは面白くないじゃないですか、そう事実は小説より気なりです。その歴史の中にこそドラマがあるのでは?ってね。
そんななんの歴史の勉強もしてないわたしが、長編など書ける訳なくすぐにネタもなくなり挫折。そもそも、ドラマになる話も知らない、未知のスペイン。題材にしたのは中世と言っても10世紀。なんでその選択なんだったのか。私も分かりません。そう、その時は神様が、ほらって感じによこしたんですよね。それを見て面白いと思ったんですよね。それなのに、もう全然書けないんですよ。エピソードも何も知らないんですから、当たり前ですよね。
しかし、奇跡は起こりました。二年くらいほったらかしていたのですが、今年は小説の公募が多いみたいなので、どこかに出そうと書き直しました。その頃、二年間の引きこもりから復帰した娘に校正をかね下読みしてもらい、おかしなところ、不足分を指摘してもらったり、補ってもらいました。
すると、不思議な事に、スルスルと書けるでないですか。その上、趣味で始めたYouTubeでも歴史系の番組がある事を知りました。iPadで動画をアップしている間、スマホで動画を見たりして、そんな感じに色々知識も増えていきます。気にしているので、情報も集まってくるのですね。その周辺の前後のドラマや映画なども見て、ほうほうとなりました。エピソードも増えてきます。
キャラもぶれなくなりました。そうだ、3月に大きな公募がある。それに応募しようと思い、コツコツ暇を見つけて、文字を打っていきます。その公募は、最低文字数が6万字。あと少し文字数が足りず断念してしまいました。
そもそもその頃は、実母が夏に交通事故に遭い、それにより4か月の入院してしまい、母の部屋の掃除や色んな手配をしなくてはなず、色々と自分の時間やリソースを削られていました。そして歩けるようになったと退院してきました。その後は、デイケアに通いながら、自宅での看護となっていたからです。その辺のお世話は、ニートな子供達にお任せしていましたが、退院後、せん妄の症状も出ていました。環境認知にも問題があり、ボケている感じでした。それらの症状の進行も早く、退院してから一週間は、1日中起きている状態。子供達ではもう対応は、無理になっていました。そして、当たり前ように、娘と母のトラブル発生。その前から、ケアマネジャーとの相性も悪く、包括センターにお話を聞いてもらう状態でした。
そして、このトラブルから、介護認定の再調査をしてもらえるようになり、母は、特養に入れることになり、こちらは問題も良いように解決していき、わたしたちの生活も落ち着いてきました。
しかし今度はそこに、今度は姑の訃報が届きました。葬式、四十九日と時間に追われている感じに、なってしまいました。
辛いと、言葉をこぼせば、大丈夫だよって言ってくれた人が、周りからいなくなる淋しさ。それはその時に初めて実感するものでした。
相談する、話を聞いてもらえる人がいなくなり、自分だけではどうにもならない、やり場のない思い、どこに持っていけば良いのか分からない問題。それらが年を取るほどに増えていきます。
それらを抱えながら、姑も、母も、一つひとつ解決してきたんだと思います。その中には解決できない問題もあっただろうと思います。
現に、今のわたしにも、どうしていいのか分からない問題が、二つ三つあります。
それに身体も動き辛くなってきてます。
年を取るという事は、誰も平等にくるモノです。しかし、同じ年齢でも身体の気力は違います。何もできない時もあるでしょう。
そんな時でさえ、文字を紡いでいくのは、心の慰めになります。
そう、ここ数年は、自分で思う以上に、心の支えになっていました。
例え読んでくれる人がいなくてもと。
しかし、人間は欲の権化なんですね。先程書いた様に、やはり、多くの人に読んでもらいたいと。そんな欲張りな感情が出てきました。
どこかに応募しよう。そんな欲が出てくるんですね。不思議ですね。なので、新しい垢作り、今回、、応募することを決めました。
そう、文字を紡ぐことは、絵を描くことより、自由で、どこでもできる事だから。
そう思い、暇さえあれば、iPadに文字を打ってました。
そんな私の思いでできた、物語は今では5万次を超えました。
私の中で、今回noteに上げた『レイナアブソルータ』のクラウディアは怒り、泣き、笑い、運命に流される事なく、歯向かって生きてます。
『欲張な私』のキョウコさんは、いろんな人に手を差し伸べて、みんなを巻き込んで、楽しいことを好きな事を仕事にする人を増やしてます。
そう、もう物語の中の主人公たちは好き勝手に動いて、いろんな事を起こしていってます。どこまで書き続けられるか、分かりませんが、もっと遠くまで行けるように書き続けていきたいと思ってます。
ああ、推しの二次創作はちゃんとpixivで描いてます。たまにランキングに入る様になりました。
ふふふ。もう老後が楽しくって、たまりません。こんな楽しい世界があるのですから。