見出し画像

降圧剤の服用を止めたはなし

3年間の血圧の推移
3年間の各月の平均最高血圧、平均最低血圧の推移を図に示します。朝は大体午前7時半頃、就寝前は午後11時半頃に毎日測定していて、月の平均値を出しています。

3年間の収縮期血圧(最高血圧)の推移
3年間の拡張期血圧(最低血圧)の推移

降圧剤の服用を中止してからの血圧の変化

降圧剤服用中止による血圧の変化を、2022年度、2023年度、2024年度のそれぞれ5月から12月までのそれぞれ1週間の平均値を比較したものを示します。2022年度と2023年度では有意な差はみられませんが、2024年度では有意に上昇しているのがみられます。

降圧剤服用中止による血圧の変化

降圧剤服用中止の理由

2018年5月、健診時の血圧の値が高いことや耳鳴りがひどいことから循環器内科を受診し降圧剤の服用を開始しました。
服用を開始してからは体調が大分良かったのですが、2020年12月19日の夜、年賀状を作成中に立ち上がろうとしてそのまま失神し数秒間意識を失う出来事が起こりました。また、翌2021年4月からは健康を考えてテニスを始めましたが、2023年8月14日にはテニスを終えた後に倒れて救急搬送されることが起きました。
実は2023年11月ごろより、振戦(手などの震えのことを言います)やめまいの症状が頻繁に発生していました。また、就寝中にシバリング(ぶるぶる震える症状です)を起こすこともありました。
テニス時の転倒もあり、降圧剤服用中は意外とふらつきがあったと思います。もしかしたら、むしろ低血圧や低血糖を心配した方がいいのではと考えました。

降圧剤の服用を中止した後の経過


2024年3月のかかりつけ医の受診日に約6年間続けた服用の中止を打診しました。医師からは降圧剤40mgを20mgに替えて様子をみようと言われましたが、完全に服用中止を希望しました。中止後、図に示されるように血圧は有意に上昇しています。現在収縮期(最高)血圧は135から140mmHg、拡張期(最低)血圧は85mmHgから90mmHgで推移しています。夏よりは冬の時期が高くなる傾向かもしれません。しかし、あれだけ出ていた振戦やめまい、シバリング等の症状が全く出現しなくなりました。

降圧剤の服用を止めたことについて考えること


2024年4月からは特定検診において高血圧で医療機関受診をすすめる基準値が変わったようです。高血圧と判定する数値が変更したわけではありません。140/90mmHgから160/100mmHgになりました。高齢であることを考えると現在の私の血圧値で服用する必要があったのか分かりません。自宅で140mmHgであってもクリニックで150mmHgを超えることもありましたが。
耳鳴りに悩まされていたのが服用によって改善されたことは確かだと思います。

2021年4月からは週2回テニスをしています。血圧が安定してきたのは毎週欠かさずテニスを実施したことで大きな効果があったと考えています。体重維持や運動を心がけ、暴飲暴食をしなければ降圧剤の服用再開はまだ延ばしていいかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!