のぼり坂
今私は生きてる中で
1番長く遠いのぼり坂を登ってる
私はその坂を
何度も何度も登ることを諦めようとした
けれど聞こえたんだ
誰かも分からない声
けれど
その声が教えてくれた
私の背中を押してくれた
世の誰かはよくこう言うの
「登りきった先に幸せがあるよ」
とか
「今が1番きついかもだけどがんばろ!」
とか
けれどその声は
「希望が見えるよ」
って言ってきた
人生と言う名前の坂
死なないと終わらない坂
死なないと終わらないのに
希望なんてないはずなのにそう言ったんだ
私は今夜
首吊りをして坂を無理やり登り終わろうとした
でも
もう少しこの人生を登ってもいいかな
って思えるようになったんだ
希望なんて寿命尽きないと見えないからね。