中途半端こそがキラリと光る武器になる【1ヶ月書くチャレンジ Day10】

「自分の好きなところ」

私は、表現の幅がとても広い。
そんな一面が好きだ。

歌を歌うのが大好きで、カラオケも大好きだし、合唱も大好き。
ありがたいことに、高校の合唱祭ではソロをやらせてもらった。そしてなんと、私のソロを聴いて泣いてくれた先生がいた。優勝は出来なかったけれど、そんなふうに、私の声が誰かの心を揺さぶった。それだけで嬉しくなった。

ダンスも大好き。DA PUMPやらBTSやらのダンスをスロー再生プラス反転させては、空いてる時間に何度も踊った。ダイエット目的で続けたこともあるが、ちょっとした場面で披露できるほど上達はした。

演劇も大好き。演じるのも見るのも好きだ。
小学生のオーディションで初めてやりたい役を勝ち取った時の喜びが原点になって、演じることの楽しさを知った。高校の文化祭のクラス演劇では、1日3回も殺陣の演技をしないといけない羽目になり、全身が筋肉痛になったのは良い思い出。
今はほとんど演技自体はしていないが、乙女ゲーム「ジャックジャンヌ」に1年前にどハマりして以降、再び演劇熱を取り戻している。これに関してはいくらでも語れる自信がある。(また別の機会で語ります)

そして何より、私は書くことが大好き。
喋るのは苦手だけど、文字なら永遠に書ける。お陰で大学時代、自分の興味がある授業のレポートは全く苦ではなかった。卒業論文も自分の好きなテーマじゃないとモチベーションが下がると思い、絶対に他のみんなが書かないようなテーマを引っ張ってきて書き続けた結果、気がついたらその字数は約20万字になっていた。

今までは、何か一つ、突出してキラリと光る武器を持っている人のことを心底羨ましく思っていた。沢山のことを好きでいても、すぐに突出して優れた人と比較して、そんな武器は何もないなあと思っていた私自身を、純粋に受け入れることが出来なかった。

ただ、突出していなくても、感じたことを表現出来る手段が豊富だと、いろいろ便利なのかもしれない。その時の気分によって歌ったり踊ったり書いたり、自由に変えられるし、やろうと思えばどれでも極められる気がする。
更に、それぞれの分野を極めている人と話が通じることも意外とあって、一つのことを多様な視点で考えられるようになった。

何もかも中途半端な自分を好きになるまでに、私は少し時間がかかったけど、今なら言える。

中途半端を極めることが私の唯一、キラリと光る武器なんだろうなと。

ちなみに、今度はギターの弾き語りでもマスターしてみようかな。