自分を「かわいい」と思える人って、実は一番カッコいいのかもな【1ヶ月書くチャレンジ Day27】

「誰かに言われた大切な言葉」

1ヶ月ほど前。仕事をしている時に、突然、先輩からこう言われた。


「自分が一番かわいいんだから、何があっても自分を一番に守りなよ!」


その一言が、なぜか忘れられなかった。

私は介護の仕事をしているのだが、対人の仕事である以上、利用者さんの安全は勿論、色んなことに気を配らないといけない。

それは時に、自分自身を守ることよりも優先させないといけない。

と思っていた。

違う。自分を守らないと、他の人も守れない。自分がまず元気な状態じゃないと、他の人を元気にすることなんて出来ないってことだ。

自分を守る。元気にする。
その第一歩が自己肯定であり、自分のことを一番「かわいい」と思うってことなんだろう。

単純なことなのだけれど、これが結構難しい。人と比べてしまう癖のある私であれば、なおさらだ。

でも、難しいけれど、

自分が誰よりもまず、自分の味方でいたいな。

失敗ばかりだったけれど、まずはここまで、

泣きながら仕事を頑張ってきた自分を、「偉いね」って労ってあげたい。

美味しいものを食べて、推し活をして、とことん私を満たしてあげたい。

自分が一番かわいいんだから。

私に言葉をかけてくださった先輩は、介護士歴20年近いベテランだ。色んな経験を積んできたであろう彼女が言うからこそ言葉の重みを感じたし、自分自身を何よりも大事にしてきたからこそ、彼女はこの仕事を長年続けることが出来ているのかもしれない。

自慢気ではなく、素直に、自分が一番「かわいい」と言い切った。
そんな彼女が、私にはなぜか、眩しくてカッコよく見えた。

あと1ヶ月ほどで、私は介護の仕事から離れてしまうけれど、

眩しくてカッコいい素敵な人と出会えた経験は、無駄にはならない。

後付けでもいいから、そう思いたい。