「逆襲の諸星五郎」本番前の憂鬱
「ちょっとさぁ、本間パパッとnote書いてよ」
──とある能天気楽天家
お世話になっております。本間です。
えー、気が付けば本番3日前に迫りました。
2024年5月11日(土)16:00~
12日(日)11:00~/15:00~
秋田市文化創造館スタジオB(2F)
演劇ユニットRHマイナス6 第4回公演
「逆襲の諸星五郎」
【あらすじ】
「泣きの五郎」の異名をもつ売れない歌手・諸星五郎(もろぼしごろう)は、美穂(みほ)と忍(しのぶ)が切り盛りしている小さなカフェ「ガイア」にやって来る。
2人の女性を前にして得意げに持ち歌「なまはげ里歌」を披露する五郎だが、常連の若者・ダイが来店してから事態は急転、やがて全人類を巻き込む騒動へと発展していく。
※入場料1000円
予約フォームはコチラ↓
いやぁ、楽しみですな!
……は!? 3日後!?!?!?
うおおーん、追い込みだよ追い込み! こみこみこみこみコミミズク!(幸せカナコの殺し屋生活、ドラマ化おめでとうございます)
てな感じで今日も今日とて通し稽古である。
しかも明日の本間は夜シフトの仕事なので、本間は実質今日が最後の稽古日なのである。ひええ。
……なんていうタイミングで、私はとある共演者の方に冒頭の言葉を言われたワケだ。何て事を言うンだ。
※誰なのかは上記ポストからチラシ裏面をチェックしてみよう!
まぁ、良い機会なので、本番直前にあらためて「逆襲の諸星五郎」について、書き記すだけ書き記してみようと思う。
この記事で、来客が5億人くらい増えてくれたらいいなぁ。
さて。
知ってる人にも知らない人にも、あらためて紹介しよう。知ってる人は、知っている。知らない人は、覚えてね。
演劇ユニットRHマイナス6。
秋田が誇る、グレートで愉快なおじさん三人組。
「くっだらねぇーを全力で」を合言葉に、でも舞台とあっては手を抜かない、バチバチに熱い男たちによって結成された、秋田でも抜きん出て愉快な演劇ユニットである。
というワケで、今回の「逆襲の諸星五郎」も、例によって、なかなか楽しく「くだらない」作品に仕上がってきております。
そもそもね、「くだらない」って言うと結構甘く見られる方がいらっしゃるんですが。
とんでもない、とんでもないよ。
良い歳したオトナが本気で面白いモノを考える空間は、たまらなく楽しい。これは、決して決して、今回舞台に参加しているから贔屓目で言っているワケではない。RHマイナス6さんの舞台は、面白いのだ。
ただ、ここをあまりに語ってしまうと今回の公演の面白味も薄れてしまうというモノなので、これは是非ともステージを見ていただきたい。決して逃げているワケではない。
……さて。それじゃ、何を書こうかね。
いやいやいや、言にや及ぶ。
今夜は、「逆襲の諸星五郎」を120%楽しむための予習を紹介しようかと思います。
彼が「諸星五郎」。「泣きの五郎」の異名を持つ、演歌の星から来た男。オトナの色気と茶目っ気ムンムンの、情に厚くてコブシの効いた演歌歌手だ。
(なお「キムタクが如く」ことゲーム「JUDGE EYES:死神の遺言」にもサブイベントのフレンドとして同名のキャラクターが登場するが、彼は何ら関係がない)
もちろん、今回の「逆襲の諸星五郎」主役である。
で、この男だが、今作が初めての登場ではない。
2023年5月。
RHマイナス6 第3回公演「エレクトリック・ポップ」。
諸星五郎サーガは、ここから始まる。
【あらすじ】
「男鹿ブリコ組」は、アイドル志望の女組長・ユリが率いる老舗暴力団組織だが、メンバーが3名となり存続の危機に直面している。
そこに大手の「月ノ輪組」から吸収合併話が持ちかけられた。交渉の場に現れたのは、かつてユリと恋仲にありながらブリコ組から逃げた男・天城。天城はユリを幹部次席として迎え入れると告げるが、若頭の桐山と舎弟頭の古橋はそれを拒否して交渉は決裂する。当然のように始まる銃撃戦。その時、劣勢のブリコ組を救うため口笛と共に颯爽と現れた男は、「泣きの五郎」の異名を持つ元演歌歌手のヒットマン・諸星だった。
(※公演チラシより抜粋)
……。
…………。
あらためて読むと凄いストーリーだなぁ……。
そう、初登場の諸星五郎はヒットマン。何なら演歌歌手引退後のストーリーなのだ。
これはもう、せっかくYouTubeに本編があがっているので、是非視聴して判断していただきたい。くっだらねぇーは、面白いのだ。私は本番を見てゲラゲラ笑っていた。
そして「エレクトリック・ポップ」から数ヶ月、2023年8月。
今度は、ダンス・演劇・朗読・音楽のアラカルト公演「渦」にて、短編「諸星五郎の憂鬱」として参戦。
【あらすじ】
諸星五郎は「泣きの五郎」の異名を持つ売れない中年歌手。仕事に向かう途中で出会った自殺志願者の男をなだめようとするのだが・・・
(※YouTube版概要より抜粋)
熱気と本気で自分達の固有結界へと惹きずり込んでくる舞台芸術のプロたちの中へ「くっだらねぇー」を引っ提げ躍り狂い、それこそ笑いをかっさらった。
「憂鬱」には、私も「有馬」という飲んだくれの自殺志願者役として参加。滅ッッッ多にない空気感と雰囲気の中での演劇を終えた時には、はちゃめちゃに「やりきった!!」と生の実感を感じたのであった。
(そしてアンケートにて「面白かったけど演劇だけなんか温度感違うくない?」と書かれていた。そうかな(すっとぼけ))
そして「渦」で公演を行った「諸星五郎の憂鬱」が、今度は「短編映画【諸星五郎の憂鬱】」として帰ってきたのが2023年11月。
こちらもYouTubeにて公開されているので、視聴していただけますと幸いでございます。
──そして今回、約半年の期間を経て、諸星五郎が長編舞台作品としてstrike backするという流れなのである。
どうです? なかなかワクワクしてきません?
さて、今回の諸星五郎は一体どんな仕上がりになっているのか。どんな出会いと騒動を巻き起こしてくれるのか。そこにはどんなドラマがあって、どんな笑いがあって、何が残るのか。
刮目せよ!!
予約お願いします!!!!
……え?
何ですか、藤盛さん?
え?
私が、前説で出るんですか??
※本番3日前→執筆中に日付変わったので2日前
「天城ヒデキ『僕の道、君との誓い 第一章』も聞いてね」
──とある能天気楽天家