うっかりカメラを買ってしまった話

 こんにちは、綾鷹です。社会人生活が始まりなかなか時間が取れず、noteに向かうことができませんでした。天気も悪く撮影もできないということでおもむろに机に向かっているという感じです。
 さて本日は就職してカメラと向き合う時間が少なくなってしまった限界カメラマンの決断のお話。


現在の所持カメラについて

 自分が現在所有している「デジタル一眼」カメラは

  • D300

  • D850

  • Z8     の3つです。全然作例もレビューもしてないですが。

 D300は基本的に波動用兼シャッター音ASMR使用のため滅多に使用することはなく、Z8をメイン、D850をサブ機とした体制を敷いていました。日によってはD850をメイン機として持ち出すこともありましたが、Operaを重点的に使用する時くらいでした。動画も写真もしっかり撮影でき、被写体認識も充実しているZ8、Z8と同じ画素数で同じメモリーカードという恐ろしく取り回しが良いD850、この2つが揃ってからは基本撮りたいものはなんでも撮れて概ね満足していました。あいつが現れるまでは。

最強の刺客

 それはこの前の木曜日でした。疲れた体で久々のマップカメラ巡りをしていると……

なんかいる、なんかすごいやつがいる。

 
 写真は無断転載になりそうなので載せませんが、いつぞやのフラグシップ、D6がいたのです。いやD6は割といるんですけど商品ランクが”良品”の個体がいました。基本的にフラグシップ機の中古は発売直後でない限りプロや動体撮影好きの方々がこき使い、シャッター耐久の限界まで使用され、見た目もボロボロなものが多く、シャッター機構の交換がされているものでないと少し怖いイメージがありました。D5だとオーバーホール品や部品交換品が多く並んでいて値段もまだリーズナブルなのですが、D6ではなかなかお目にかかれませんね。
 その中で、良品で傷も底面に少し擦り傷がある程度の個体を見つけ、これならシャッター耐久もそこまで消耗されていないと考えて1日悩み抜いた末に購入に至りました。D6を買うんだったら……ということでL字プレートと予備バッテリー、ガラスフィルムも併せて購入しました。

 新型のdタイプはD6付属のバッテリーチャージャーで充電できないということで旧型を購入することになりました。


新しい出会い、そして別れ

 新しいカメラを買うということは別れなければならないカメラがあるのも宿命(筆者に予算を捻り出せる余裕がまずないため)。ということで今手持ちのカメラの中からお別れするカメラを選ぶことになりました。

自分が贄に選んだのは、Z8です。

 購入して約1年しか経っておらず、最新機種のZ8ですが売りに出すことを決めました。Z8を売りに出すなど勿体無いという人もいると思うので申し開きを少々。

申し開き会見

Z8を使いこなせなかった自分がいた

 まず手放す1つ目の原因として、Z8をうまく使いこなせなかった部分があるからです。Z8にはAFの強化や4軸チルト、被写体認識のバリエーションの多さなど撮影の幅が広がるようなシステムがたくさんあります。しかし、それら全てを使いこなせているか疑問に感じるようになりました。被写体認識もカメラがフォーカスを自動で合わせてくれる部分が多くてカメラで撮影しているというよりカメラに撮らされている、という感覚に陥ってしまいました。いやまぁD6の方がランク的には高いと言われそうですが。

D850と役割が被る

 2つ目の原因としてD850と役割が被ることです。D850と取り回しが同じことが良いと先述していましたが、長所と短所は表裏一体とはよく言ったものでそれが短所になることがあります。役割が被るということで1台で済む撮影では基本Z8のみ持ち出してでD850が漬物石になってしまうことが多くなってしまいました。一応Dタイプレンズを使うときなどは持ち出しますが基本的にはサブカメラという形になってしまいました。そしてD6を購入するにあたってZ8であればほぼ無償で召喚できることからD850を残すという蛮行に走りました。

撮影体験の向上、極限のQOLへ

 3つ目の原因として撮影体験の物足りなさがありました。カメラオタクの諸兄はご存知の通り、Z8はメカシャッターがありません。つまりシャッター音もかりそめのものでシャッターを切った時に出る音も本当のシャッター音ではありません。
 出てくる撮影結果は満足なのですが、D300やD850を使っていた時のような撮影体験は感じることができませんでした。いや、厳密にはそれでも十分だったのですが、D6を見た瞬間に「こいつなら撮影体験を極限まで高めることができる。」というふうに考えてしまい「とりあえずヨシ!」が出てしまいました。

そもそもZマウントレンズを持ってない

 この乗り換えに踏み切った一番の要因はZマウントのレンズを1本も持っていないことです。Zレンズ(特にS-Line)を1本でも持っていればこの体制で数年行っていたのですが、Zレンズを持っていないことにより別にFマウントでええやんということになってしまいました。
 ただし、オールドレンズ群がフルスペックで使用不能になってしまうことが痛いところですね。これは後々Z6等々で補充する必要性があると考えています。

終わりに(編集を始めた翌日の夜)

 Z8を下取りに出して、査定額が下がることがなくノーコストでD6を召喚することに成功しました。配送が始まり明日の夕方に届くそうです。明日は定時で上がって試写会をしようかなと考えています。今まで高画素ゆえに敬遠していた夜の撮り鉄や夜景などにチャレンジしてみようと思います。写真はできたら明日あげようと考えています。
 最後にはなりますがここまで読んでいただいた方、オタクの駄文に付き合っていただきありがとうございました。




 

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