セオ・ウォルコット嫌いな人っていないよね?
移籍歴代アーセナルで一番好きな選手は?
そう聞かれたら迷わずティエリ・アンリと答えるだろう。
ただ主力が次々が移籍していくなか、移籍せずチームを支え続けたセオ・ウォルコットも外すことはできない。
彼の特徴は何といってもその足の速さだ。
サッカーゲームでFIFAというものがあるのはご存じだろうか。
このゲームでは、選手の能力が数値化されており選手のスピードが大きなファクターになっている。ウォルコットは16年に96Pace(スピード)を記録しており全選手の中で最も高い数値となっている。
また、2014年のバルセロナとのチャンピオンズリーグの試合では、28.9mを28.4s秒で走っている。もし仮に100mを同じスピードで走りきることが出来たら9.9秒を記録し陸上界でも早い数値となる。
彼はその速さで相手のディフェンスを崩してきた。そのプレースタイルからもファンやクラブに愛されており、YouTubeには彼がアーセナルで決めたTOP10のゴールシーンが記録されている。
私が特に好きなのはこの動画の1:21あたりから始まるニューカッスル戦でのゴールです。サイドラインからの短い距離のドリブルだが、その中で爆発的なスピード・テクニックさらには状況判断能力すべてが備わっている。普通サッカーでは倒されたりするとファールをもらうため大げさにアピールすることが多い。
そんな選手が多いなか彼は瞬時に得点への可能性を見出しプレーを続ける選択をした。こんなプレーをできる選手はもうなかなかいないのでは、、、
ウォルコットはアーセナルで13シーズンを過ごし397試合に出場し、108ゴールを決めた。これは一流の成績であるが彼の期待度を考えると少し物足りないように思える。
彼のキャリアを苦しめたのはケガだ。多くのケガに悩まされたウォルコットだが、一番私の記憶に残っているのは2014年のFAカップトッテナム戦でのケガだ。このケガ以降復帰はしたがなかなか思うような結果が残せなくなっていった。
17歳という若さでワールドカップの代表のベンチ入りを決めた天才的選手は、現在33歳になっており2021年5月15日以来プレミアリーグではゴールを決められていない。
それでも彼が残したインパクトを忘れることはないだろう。
何とかここから盛り返してくれることを祈るばかりだ。
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