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終わってみれば参加してよかったと思えた初ハッカソン
先日ハッカソンに参加してきた。(オンライン)その時の感情を記録に残したい。
ハッカソン中に仕上げた作品
宇宙からおはようさん | ProtoPedia
ハッカソン後満足いくまで仕上げた作品
NASAのAPIを使ってLINEBot作ってみた - Qiita
ゼロイチができない
昔からゼロイチでアイディアを出すのが苦手だった。イチに追加するのも人並にできるかどうかだ。そんな私が悪戦苦闘しながらハッカソンを何とか乗り切った話をする。
アイディアが出ない
ゼロイチが苦手という時点で察していた人も多いだろうが、今回一番苦労したのはアイディア出しだ。
今回のハッカソンのテーマは「業務を遊びに」
お仕事としての業務や、日々のルーティン化している家事などを、もっと楽しく、もっと素敵に、もっと激しく する そんな何かを誕生させましょう!
ということだった。
ハッカソン前からテーマは発表されていたので、少しは考えたが全く面白そうなアイディアが浮かばなかった。
そこで迎えた当日、午前中にはアイディアソンというアイディア出しを手伝ってくれるイベントがあった。正直参加さえすれば何とかなると思っていた。
現実はそんな甘くなかった
今回のアイディアソンでは好きなものと業務をひたすら上げていき、その中からなんでもいいから結び付けアイディアを出していくというやり方だった。オンラインのmilo(ホワイトボードのようなもの)を使ったおかげでほかの人の発想にも触れることができた。
その結果。
アイディアは出た。
でもそれを実現させる技術がない。考えてみれば手持ちはLINEBotだけだった。
今回はハッカソンということで期限内に作品を完成させる必要がある。中途半端なまま発表は避けたい。それがまたプレッシャーだ。
アイディアソン中に帰りたくなった。(在宅参加)
技術力がないとこんなにも制作できるものが少ないのか。それをおもいしらされた。
そこから発想を変え何を作りたいかではなくなにが作れそうかに変えて取り組んだ。この発想の最大の問題点は作れそうな作品が強い思い入れを持って取り組めるとは限らないということです。
「もの作りは技術じゃなくてハートだ!」大事な言葉である。
作れそうな作品探しという弱気な思考になってしまった上に、そこで考えたアイディアに対しても技術が足りなくてできないから却下という究極のマイナス思考になってしまった。「どうせ無理」そんな言葉が頭をよぎってしまった。
ここが今回のハッカソンの最大の反省点だ。
「どうせ無理」自体はそこまで悪いことでもないと思う。どうせ無理だけど好きだからやってみたい。そう思えることが大事だ。ハッカソンではその発想に至るまでに時間がかかってしまった。
結局1日目はトライアンドエラーの繰り返しで何を作るかの結論に至らないまま終わってしまった。(ストレスで辛ラーメンに七味かけて食べた)
2日目
1日目とは違って16:30から成果発表が始まる。この時刻までに何かは作り上げないといけない。
そこで原点回帰。
自分の唯一の武器であるLINEBotで作品を作ることにした。武器とは呼べない。詳しい内容は冒頭のリンクから見てほしいが、シンプルなつくりの2択型の対話botを作ってみた。
業務・日常のルーティーンから遊びを発想させる何かを作る。
成果発表では同じテーマからこんなにもいろんなテーストの作品が出てくるとは思わなかった。
彼女の怒りを鎮火させるゲームを作った人がいたり、同じくLINEBotを使った面白い発想の数々。なかでも面白かったのがこちらの作品だ。
緊張直結式ネットワークシミュレータ — HeartBeat Packet — | ProtoPedia
名前からして興味深い。心拍系を繋いでおき緊張していたら回線が悪くなるというもの。ものの見事に日常から遊びを生み出していると感じた。
「回線の調子が悪いようでしたら発表は今度にしますか」この返答が確実に帰ってくるなら、大学自体に乱用したいものだった。なんど他人の発表中にプレゼンを完成させようとしたことだか。
終わってみれば参加してよかったと思えたハッカソン
このように、参加して他人の成果を見るだけでもためになった。こんな発想があったのか、ほぼすべ他の作品にそう思った。
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自分の発表はまさかの1番手だった。今回は未熟な成果物だったので9番バッターみたいなトップバッターになった。みんなからしたらハードルが上がらなくてよかったと思う。
自分の作品の劣等感を感じなかったと言ったら嘘になるが、それでも発表が終わった後妙な達成感があった。作品としてはいい点を見つける方が難しいがそれでも面白く妙に役立つものを作りたいという気持ちが伝わったのか、一票投票されていた気がする。(勘違いかもしれない)
また実際に技術的にすごいものより、それを作った経緯・意図が面白い方が魅力的な作品だなということに気づいた。両方備わっていたら神の領域だ。
クラウドファンディングで支援される人そうじゃない人にものそのような違いがあると感じた。
他人にも興味持ってもらえるような作品をいつか作ってみたい。