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まだ 冬の途中


山脈から降りてくる風波が
僕の中を通り過ぎてゆく

何度も 何度も通り過ぎる
冬の声が 僕の体から
温を奪ってゆく

これからやって来る波風に
耐えられるのか 不安な心境は
心の中で震えている

怖いんだ でも前に進まなきゃ

逆風でも いつかは追い風になる

そう信じて 冬に溶けないように



先へ 先へと…






Thomas Dolby / One of Our Submarines
                                                            1982

トーマス・ドルビーを知ったのは1982年にリリースされたシングル「彼女はサイエン(SheBlinded Me With Science)」、(マガジンに集曲されている)第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンの最中で、地元英国ではさほどヒットしなかったこの曲は米国では最高5位を記録。自ら監督した、精神病院で展開されるPVの面白さもヒットに寄与したのだろう。当時、US放送でもよく流れていて12Inch
Versionが私は好きだ。

叔父が戦死していたりといった事情もあって彼は子供時代から大戦に深い関心を抱いていたそうで、自分の家族や祖国の土地に刻まれた戦争の記憶を辿る曲が幾つか見受けられる。例えば〈我が国の潜水艦が行方不明〉というアナウンスで始まる本日紹介する「ワン・オブ・アワ・サブマリン」は、ずばりその叔父にインスパイアされた1曲。

私は、実は電子音楽が大好きなのだ。ルーツはやっぱ、Y.M.O.から来ている。なのでトーマス・ドルビーを好きになるのに時間はかからなかった。すぐに彼のアルバム『光と物体』を手に取った。今回そのアルバムからチョイスしたのがこ曲でMVも潜水艦の映像やレトロな映像もあって見どころ満載だ。

私は音楽だけではなくMVにこだわりがあり、出来るだけ見て楽しめるものをと選ぶようにしているがしかし、物には限界があるので仕方なくある物で対応したりしている。



最後までお付き合いいただき
ありがとうございます♬


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