ArduinoとSTM32マイコンをつないでマイコンシステム開発をしてみる その4 ~外部設計③~
マイコンシステム開発の要件定義から総合テストまでの工程をたどってみます。
題材としては、空調管理システムにします。
機材はいま手元にあるArduino1台とSTM32マイコン1台を使います。
前回は外部設計で状態遷移図をまとめましたが、今回はシーケンス図を作ります。
2.外部設計
◎シーケンス図
① 気温データ送信
気温データ送信ユニットが100msごとに気温データをSPI通信で送信。
空調管理システムはこれを受信してLCDに表示します。
② スイッチボタン押下によるモード遷移
スイッチボタンの押下により、以下の順に状態が遷移します。
通常モード → 温度設定モード → 冷暖房設定モード → 通常モード
③ 回転角センサによる設定変更
温度設定モードでは設定温度を、冷暖房設定モードでは冷暖房モードを変更可能。
④ 風量決定・アクチュエータ制御
空調管理システムは気温データ、設定温度、冷暖房モードをもとに風量を計算し、SPI通信でアクチュエータ(LED)に送信。
アクチュエータは受信データに応じて、LED を点灯(強風)または消灯(弱風)します。