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新人賞の応募をやめる

昨年は、10年以上続けてきた新人賞の応募をしませんでした。
理由は、「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞をいただいたからです。昨年の2月に受賞したときに、新人賞の投稿をしないと決めました。別に新人賞を受賞したからって、他の新人賞に応募してはいけない決まりがあるわけではありません(新人賞によってはそういう応募資格があるのかな。いや、見たことないな)。
僕がいただいたのは奨励賞です。奨励賞を受賞しても、新人賞(本賞?)をもらうために応募し続ける人もいます。

僕の場合は、その後「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」を刊行することになり、出版準備に取り掛かることになったので、新作を描く時間もありませんでした。
本を刊行した時点で、商業デビューしたことになります。一冊出したぐらいでいうのもなんですが、プロの小説家になったことになります。
新人賞によっては、商業デビューした人の応募を禁止しているものもありますが、誰でも応募できる賞もあります。
デビューしてしばらく経ってから新人賞に応募する作家さんもいます。

でも、僕はとりあえず新人賞に応募しないことにしました。せっかくデビューしたので、次回作を刊行するのに全力を注ぎたいからです。一冊出しただけではなく、多くの本を刊行して、多くの人の良い物語をお届けしたい。
そのために、中学生の頃からずっと小説を書いてきたわけですから、新人賞に投稿するのではなく、次回作を刊行するのに注力すべきです。少なくても、数年は。

というわけで、今年も新人賞に応募する予定はありませんが、次回作を刊行できるように準備を続けていきます。


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