ブログは自己顕示欲の発露?
「ブログを書くのは自己顕示欲の発露」だというポストをXで見かけました。
ブログに限らず、SNSに自分のことを記すのは、自分のことを知ってもらいたいという気持ちがゼロではないと思います。他人に伝えたくなければ、日記を書いて外部に公開しなければいいわけですから。
本人がどこまで意図しているかは別にして。
このnoteは、デビューしたばかりの新人作家を知ってもらって、拙作に興味を持ってもらうために書いています。
小説家である僕を知ってもらうのが目的なので、どうしても自分の考えや思っていることを書くことになります。
だからと言って、ブログが自己顕示の発露だと言われると、ちょっと違うと言いたい気もします。
「自己顕示欲」とは「目立ちたい欲」だと思いますが、別に目立ちたいわけじゃないんですよね。ただ、小説を手に取って読んでいただければよくて、極端に言えば小説家が誰かは分からなくても、読んで楽しんでもらえればそれで嬉しいです。
昨年の「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」の刊行時は、テレビや新聞に顔出しししましたが、目立ちたいわけじゃなく、小説を知ってもらうための手段として出演しました。
新人小説家には信頼と実績がないので、本を手に取ってもらうためなら、自分でもなんでも使えるものはなんでも使いたかったのです。
このブログも同様で、拙作に興味を持ってもらえるなら、ブログでもなんでもできることはやってやろうと毎日書いています。
だからこのブログを自己顕示欲の発露だと言われてしまうと、ちょっと困ってしまうところがあります。
でも、小説を読んでもらいたいという気持ちも、自己顕示欲だと言われれば、まあ、そうなのかもしれませんが。