小説家が猫を好きな理由
夏目漱石御大の名を出すまでもなく、猫が好きな小説家は多い気がします。
現代でも小説家で猫と住んでいる人は多いし、無名の新人小説家の僕の自宅にも猫がいます。
海外でもヘミングウェイの猫好きは知られていますよね。キーウエストにあるヘミングウェイの邸宅には、ヘミングウェイと同居していた6本指の猫の祖先が今でも住んでいるそうです。
佐藤青南先生のように、犬好きの小説家さんもいらっしゃるので、全員が猫好きというわけではないでしょうが。統計もないし。
「小説家には猫好きが多い」という仮説をもとに「どうして小説家は猫が好きなのか?」を考えてみます。
まず思いつくのは、猫はあまり手間がかからないことだと思います。犬と違い、散歩は不要だし、毛の長さにもよるけどカットやブラシはたまにでも大丈夫。トイレもきっちりします。
執筆の時間を確保するために、動物好きでも時間がかからない方がいいですよね。
もうひとつ思いついた理由は、猫は自由だからです。猫は集団で行動する動物ではなく、孤独を愛しています(同居人が大好きでベッタリな猫もいますが)。
新しいものを創作するクリエイターは自由な精神を持っていたいものです。
自由に遊ぶ猫を見ていると、なにか新しいアイディアが生まれる気がするのかもしれません。
犬と暮らしても、散歩の途中にアイディアが浮かぶ気もしますけどね。一緒に住んだことがないのでわかりませんが。