【簡易レビュー】Soundcore Space One Proの購入に迷っている方へ|Anker最上位モデルのヘッドホンはどう?
「Soundcoreの新作ヘッドホンが気になっている」
ワイヤレスタイプのイヤホンやヘッドホンが人気のSoundcoreから、10月29日に最上位モデルである「Space One Pro」が発売されます。
価格は26,990円とSoundcoreの通常ラインナップよりも少し価格が高くなっていますが、音質や性能はどのようになっているのでしょうか?
この記事では、アンカー・ジャパンより提供いただいた「Space One Pro」を実際に使ってみた感想を正直にレビューしていきます。
「Space One Pro」の概要をサクッと確認できるように動画を用意しましたので、気になる方はチェックしてみてください。
特徴を簡潔にまとめてみた
「Space One Pro」の良かったポイントや、使ってみて気になったポイントをまとめています。
■良かったポイント
独自構造のヘッドバンドが立体的にフィットしてくれる
音楽だけでなく、臨場感のある3Dオーディオ体験もできる
ノイキャンは最新バージョンを搭載、圧倒的な静寂さを実現
通話性能が高いので、騒がしい場所でも気にせず通話ができる
■気になったポイント
LDACとマルチポイントの併用ができない
Soundcoreシリーズとしてはやや価格が高い
「Space One Pro」の特徴を詳しく解説
ここからは、先程紹介した製品特徴をより詳しく解説していきます。
装着感の良さは独自構造とクッション性
「Space One Pro」は、装着感の良さが着けた瞬間に分かりました。
その理由は2つあると思っていて、ヘッドバンドの独自構造とクッション性です。
ハウジング部分に使用されているクッションに弾力性があり、耳は包まれていますがほとんど圧迫感を感じません。
さらに、ヘッドバンド部分にも同様のクッションが採用、負担の掛かりやすい頭頂部を守ってくれます。
ヘッドバンドの内部は5つのパーツに分かれているので、頭の形に合わせて柔軟に形を変えてフィットして、必要以上の側圧も感じません。
また、フィット感が高いので、体を動かしたり長時間付けていてもズレにくく、ストレスなく使用できるのも嬉しいポイントです。
ちなみに、ヘッドバンドが柔軟に形を変えられるおかけで、収納時も非常にコンパクトに収納することができるようになっています。
カバンやリュックに入れても邪魔にならないサイズ感と、ソフトケースも付属しているので、外出先に気兼ねなく持ち出せます。
前作より2ランク上の音質
「Space One Pro」には、40mmの大型ドライバーと三層構造の複合振動板を採用、歪みの少ない音質を実現しているそうです。
実際に前作の「Q45」と聴き比べしてみると、低音の厚みや深さ、中高域のクリアさが増しており、全体を通してバランスの良い音質。
前作「Q45」と相性の良い楽曲は、ロックやEDMなどノリの良い楽曲という印象でしたが、、
解像感の高さや繊細な表現ができる「Space One Pro」は、オールジャンル楽しめる音質に仕上がっていました。
特に、最近日本のヒットチャートに並んでいるYOASOBIや髭男dism、米津玄師などのボーカルメインの楽曲とも相性が良いように感じました。
また、専用のアプリを利用すればたくさんのプリセットから好みの音質を選んだり、音域ごとに調整することも可能です。
今作「Space One Pro」から搭載された3Dオーディオ機能も優秀。
Dolby Audioモードをオンにするだけで、劇場にいるかのような臨場感のある音質で音楽や映画を楽しむことができます。
ノイキャンのバージョンが大幅に向上
「Space One Pro」には、最新のウルトラノイズキャンセリング3.5が搭載。
前作の「Q45」が2.0だったので大幅にバージョンアップしています。
バージョンが上がることで、ノイキャンの強度が上がるだけでなく、自然なノイキャンに進化。
周りの環境音やノイズをリアルタイムに検知(毎分180回)して最適化を行ってくれるようになりました。
他社の同価格帯のモデルと比較しても同程度ないしそれ以上の性能で、
中低域を中心にノイズをカットしてくれるので、電車や飛行機内の騒音をグッと抑えてくれ、移動中のリスニングを快適にしてくれます。
4つのマイクとAIによるクリアな音声通話
「Space One Pro」には優秀なマイクが4つ搭載しており、あなたの声を拾いつつ、AIによる周囲の環境音を軽減する機能があります。
そのため、社内やカフェなど人の声や環境音が気になる環境でも、あなたの声を通話相手にクリアに届けてくれます。
屋外で通話をしたり、仕事でヘッドホンを使用する方におすすめの製品となります。
約60dB(オフィス内の騒音としてはやや大きめ)の騒音をスピーカーで再生しながら通話品質のテストを行いましたので、気になる方はチェックしてみてください。
静かな室内で録音を開始した後、オフィスの騒音を再生すると一瞬ノイズを拾いますが、すぐに雑音を軽減してくれているのが分かるかと思います。
使用した音源はYouTubeにあるこちらの動画で、人の声やタイピング音なども混じって結構騒がしい音声になっています。
「Space One Pro」はどんな人におすすめか?
「Space One Pro」の良かった点をいくつかご紹介しましたが、他にも紹介できてない充実した機能や使いやすさもあります。
そちらについては、また追記や別の記事で内容を公開する予定ですが、今作をサクッと使ってみた感想としては、
気兼ねなく持ち運べるワイヤレスヘッドホンとして、音質や使い勝手など総合点が高く価格に見合った製品だと感じました。
最後に、「Space One Pro」をおすすめできる方についてまとめていますので、ご参考頂ければと思います。
こんな方におすすめ
軽い装着感で、長時間使っても耳が痛くなりにくいヘッドホンをお探しに方
音楽や映画を高音質かつ、臨場感たっぷりに楽しめるヘッドホンをお探しの方
コンパクトに折り畳め、外出にも気兼ねなく持ち運べるヘッドホンをお探しの方
におすすめできる製品だと思います。
この記事があなたのヘッドホン選びの参考になれば幸いです。