秋の旅行は加賀百万石の城下町へ その1
首都圏から金沢へは新幹線がセオリーかと思っていたが、割引の関係で飛行機のほうが断然安いので今回は羽田から小松空港へ飛ぶことにした。
羽田へのアクセスも我が家からだと、最寄り駅から直通のリムジンバスで1時間足らずなので大変便利だ。
東京駅だと満員電車にキャリーケースとカメラバックを抱えて乗るので、今回は利便性も含めて飛行機に分があった。
1日目
朝の羽田空港は多くの人でごった返している。
全国旅行支援の影響もあるのだろう、久しぶりに見る空港の混雑ぶりだ。
今回のANA750便は出発ゲートが47番。
初めてのサテライトからの出発だ。
そして使用機材も初搭乗のAIRBUS A321、目的地も初上陸の小松空港と初めて尽くしだ。
岸田総理大臣が海外へ行くので横には政府専用機が駐機中だった。
大臣更迭問題で結局この日は飛ばなかったけど。
今回の搭乗するAIRBUS A321は個人モニターに前方と下方が見えるカメラ映像が映るので、飛行機好きは楽しめる。
定刻より少し遅れてスポット407をブロックアウト。快晴の空へと舞い上がる。
フライト時間は1時間5分だが、実際に飛んでいるのは50分足らずの距離なので、ドリンクサービスが忙しい。乗客全員にサービスを提供したら、急いでカートを片付けてCAさんも着席。もう着陸だ。
小松空港からはバスで金沢駅へと向かう。
朝が早かったので早めのお昼にしたい。
最初の目的地の近江町市場で食べようと思ったが、カニ解禁で旅行支援、お昼時。
安全策をとってここは金沢駅構内で済ませておこう。
このネタとこのボリュームで1300円は安い。
腹ごしらえも済んだので、観光へ向かう。
まずは近江町市場から。
空港からのリムジンバスのチケットについている、市内200円分のバスの乗車券を利用してバスに乗る。
なかなかいいサービスだ。
あぁ、金沢駅でお昼食べてて正解だった。
地元の買い物の人と、観光客ですごい混雑している。そして海鮮丼はさっき食べたやつの倍以上の金額になっている。
結局中を通り抜けただけで市場を後にする。
このまま市内を歩き、主計町茶屋街へ向かう。
金沢といえば茶屋街は外せない。
久保市乙剣宮は泉鏡花ゆかりの神社だ。
こじんまりして静かでとてもいい雰囲気の神社で好きな感じだ。
ここから暗かり坂を降りると主計町茶屋街となる。
細い路地に古い街並みがとても素敵。ここは金沢の茶屋街でも小規模なところで、お店もそんなに多くない。観光客も少ないので静かに落ち着いて見られれのが魅力だ。
ここからすぐの所に東茶屋街という大きな茶屋街がある。
そこへ行くのだが、その前に金沢市立安江金箔工芸館に寄ってみる。
加賀の伝統工芸金箔の歴史や金箔の作り方などがよく分かる展示がされている。
小さな施設だが、機会があれば寄ってみることをお勧めする。
工芸館の横から入る路地はもう東茶屋街だ。
ここは多くのお土産や、九谷焼、金箔のお店、カフェなどが並ぶ大規模な観光地になっている。
東茶屋街から歩いて15分程で金沢城公園と隣接する兼六園へ行ける。歩くにちょうど良い季節なのだが、この日は11月だと言うのに汗ばむ陽気で少し暑かった。それでも観光には最高の天気で気持ちが良い。
兼六園と金沢城公園は隣接しているのだが、どちらから回るのが正解かわからない。
翌日気がつくのだか、それぞれ次の観光地へ抜けられる作りになっているので、計画性のある方は効率よく回れる仕組みだ。
この日はこの金沢城公園と兼六園見て駅へ戻るのでどちらでも良かった。
まずは金沢城公園から。
三十間長屋が公開中だったので入ってみたが、何もなかった。元々武器庫として使われていた長屋なので何もなくて当たり前なのだが。
そしてこの金沢城は石垣がすごい。
よくこんなにも石を積んだなと感心する。
続いては兼六園。
この季節になるとお目見えするのは有名な雪吊り。紅葉と相まって素敵だ。
兼六園は季節季節で、様々の景色を楽しめるが、秋もなかなか素敵でおすすめの季節だ。
それにしても人が多い。
外国人観光客もいっぱいで、かつての観光地の活気が戻ってきた感じがする。
忘れていた観光地の賑わいだ。
空いてる方がいいけど、これはこれでいいかもしれない。
朝から歩き通しで、気がつけば2万歩オーバー。
そろそろ金沢駅に戻ってホテルにチェックインしよう。
今回は駅近のホテル金沢を予約。
もちろん全国旅行支援を使っての割引だ。
駅にお土産を買いに行って外に出るともう日が暮れていて、金沢の新名所である鼓門がライトアップされていた。
さて、明日はどこへ行こうか。
次回へ続く。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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