地域づくりとは、地域内で、気の合う仲間とのコミュニティの拡大である。
私はとある地域で、地域づくりを行っています。
始めの頃は、地域づくりというと、特産品開発、移住者促進、観光客の増加、など、経済効果ばかりを考えていました。
しかし、どれも自分の目指す目標としては、ぱっとせず、もんもんとする日々を過ごしていました。
それから、色々なことに挑戦をしていく日々の中で、ある言葉と出会います。「地域づくりとは、気の合う仲間とのコミュニティの拡大である」
それまでは、自分が主体となって、地域でなにかを「起こそう」としていました。しかし、それは、いったいだれのなんのためになるのか、地域住民のだれかにとって、本当にメリットになるのか、そして自分が楽しいのかどうか、見えなかったのです。
この言葉は、「地域」ではなく「自分」を中心としたまちづくりへと視点を切り替えてくれました。
「地域」のため、というけど、それはいったい具体的に「だれ」のためになるのか、という疑問。対象が大きすぎると、ターゲット不在となり、誰のために、何をするのか、非常にあいまいになります。努力をして、苦労してもやっている人も楽しくないし、その恩恵を受ける人もいないということになってしまいます。
そうではなく、自分が自分を含めた人のために、楽しいことをしていく、ただそれだけでよかったのです。
地域での暮らしを自分たちが楽しむ。楽しいから続けられる。そして、楽しそうだから、周りから人が集まってくる。
自分たちの楽しいをモチベーションにして、「楽しい」の好循環を地域で、作っていきたいと思います。