ドイツでの初育児と妊娠
私の妊娠歴・・・
2012年長男出産@日本
2015年流産@ドイツ
2016年次男出産@ドイツ
自然流派のドイツ
ありがたいことに母乳の出が良かった私。
2013年 長男が生後半年のころ、
日本からの引っ越しをしてすぐに乳腺炎の高熱で寝込みました。
その当時は自分だけの語学力で赤ちゃん連れの通院は難しく、
助産師さんHebame(ヘバメ)が訪問で診てくれるのはとっても助かりました。
そこで、施術してもらったのは
おっぱいマッサージ
キャベツをおっぱいに貼る
ハーブのセージ茶を教えてもらう
キャベツには、熱を吸収する作用があること。
ソーセージなどにも使われるハーブ【セージ】には炎症を抑える力があること。
自然療法大好きな、ドイツの洗礼を受けた出来事でした。
実際に、この時の乳腺炎は抗生剤を飲まずにこの自然療法で乗り切ることができたのです。
そこから、自然療法が好きになったのは言うまでもなく・・・
自然療法についてはまた別な機会に。
ドイツと日本の産婦人科との違い
日本では今でこそ男性が付き添うことも珍しくありませんが、
ドイツの婦人科で男性が一緒にくることは当たり前。
妊婦だけではなく、
婦人科受診で来院してると思われるおばあちゃんにおじいちゃんが付き添っている
そんな光景もよく見かけました。
私はというと、
日本で長男妊娠したころは男性が婦人科にくるということはあまり考えづらく、
なんなら、お産の時も夫は既にドイツに転勤していたので不在でした。
次男の妊娠初期は、日本ではない海外ということもあり、
一緒に不安な気持ちも共有しながら受診できるという環境でとても心強いものがありました。
まだゴマ粒にもみたない我が子をエコーで初めて見た夫とは、
妊娠初期の不安定な時期から一緒に気持ちを共有することができました。
なかなか罹れない婦人科
長男を日本で妊娠したころ(2012年)は、
市販の妊娠検査薬で陽性がでればすぐに産婦人科に電話をかけ予約をして、
妊娠初期から経膣超音波で手厚く検査をしてもらいました。
ドイツでは、妊娠検査薬と最終月経日を婦人科に伝えてもすぐに受診できるものではありません。
だいたい妊娠3週間ごろを目安に予約が確定し、初受診となりました。
「日本では、子宮外妊娠などの心配があるため早めに受診したのですが……。」と、ドイツの婦人科でその懸念を伝えてみたところ
「誰しも可能性はあるが、発症率は何%であり腹痛など異常でわかるものだから、緊急でない限り予約日まで来なくて良い」
と却下され、受診予約日が早まることはありませんでした。
ドイツでの流産
次男を妊娠する前に、2015年に初期流産というものをしてしまいました。
妊娠初期から、赤ちゃんは平均より小さいと言われてこまめに経過観察していただいたのですが、妊娠7週ころ赤ちゃんの心臓は止まってしまったのです。
流産では、自然に赤ちゃんが出てくることを待つ方法と、
搔爬術(そうはじゅつ)という人工的に赤ちゃんを取り出す方法がありました。
私たち夫婦は、搔爬術を選択し、流産オペをしてくれる病院を紹介してもらい赤ちゃんを見送りました。
長男の頃は、妊娠出産は当たり前に無事にできるものと思い込んでいたこともあり、改めて妊娠出産の奇跡というものを身に染みて理解しました。
このつらくとも悲しい流産という経験が私たち夫婦の絆を強くしてくれたと今も思っています。
そして、より一層第二子をドイツで迎えたいという気持ちが強くなりました。
充実した産後ケア
ドイツでは、前途のHebame(ヘバメ)という日本でいう助産師に当たる有資格者が、産前産後のケアをしてくれます。
産褥期のお母さんの状態をみたり、赤ちゃんの体重の増加や
育児の心配事、病院の受診目安の相談などにも乗ってくれます。
この助産師さんの予約は早いもの順で、人気のある人はすぐに埋まってしまいます。
なので、ドイツではまず妊娠がわかったら、産院の予約でも、保活でもなく、まずはこの助産師探しと予約をみんな必死に行なうものというのも、国が変われば面白いなと思ったものです。