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【波乱の告白】FXからビットコインへ - 2019年、私が人生を賭けた理由

築50年近いワンルーム小さな部屋。 ろうそくの灯りだけが、私の作業を照らしていました。

電気代を節約するため、こんな生活を送っていた2019年初頭。 当時の私は、FXのチャートに必死に向き合う日々を送っていました。

夜明け前の暗闇で

「また負けた...」

USD/JPYのチャートが、私の残高とともに下落の一途を辿っていました。 FXは、私にとって這い上がるための最後の望みでした。

建設現場での仕事。うつ病。少年院での過去。 社会の隅で、必死に生きる術を探していた私。 24時間動く外国為替市場は、私のような者でも参加できる「希望の場所」だと信じていました。

運命の分岐点

その日も、いつものようにFXのチャートを眺めていた時でした。 ふと目に入った「ビットコイン、4000ドルを突破」というニュース。

2019年、ビットコインは長い冬の時代を終えようとしていました。 2017年の高騰と暴落。多くの人が「暗号通貨の終わり」を囁く中、静かに、しかし確実に動き始めていたのです。

FXとビットコイン、2つの顔

当時の私は、FXについてはある程度の知識がありました。

  • レバレッジを使った取引

  • 各国の金融政策への依存

  • 24時間365日の取引

  • ブローカーを介した取引

一方、ビットコインは全くの未知の存在。 ただ、直感的に「何か違うものがある」と感じました。

調べれば調べるほど、その「違い」が明確になっていきました。

  • 取引所で直接取引可能

  • 中央機関に依存しない仕組み

  • ブロックチェーンによる透明性

  • デジタルゴールドとしての可能性

2019年、時代の転換点

その頃のビットコイン市場は、静かな革命の最中にありました。

  • 1月:3,000ドル台での推移

  • 4月:5,000ドル突破

  • 6月:13,000ドル台まで回復

  • 12月:7,000ドル前後での安定

この動きは、単なる投機的な高騰とは違いました。 機関投資家の参入、技術の進化、実用化への動き。 着実な進歩が、その背景にあったのです。

決断の夜

「これは、違う」

FXでの敗者復活を狙っていた私の目に、ビットコインは「投機の対象」以上の何かに見えました。

  • 世界中どこからでもアクセス可能

  • 取引時間の制限なし

  • 少額から始められる

  • 何より、新しい可能性を感じさせる技術

対人恐怖症の私にとって、この「誰でも参加できる」という特徴は、大きな魅力でした。

学びの始まり

ビットコインについて学び始めると、それまでのFXとは全く異なる世界が広がっていました。

  • ブロックチェーン技術

  • 暗号化技術

  • コンセンサスアルゴリズム

  • デジタル経済の可能性

専門用語の嵐に、最初は戸惑いました。 でも、一つ一つ理解していく過程で、新しい発見がありました。

「これは単なる投資商品ではない」 「未来の可能性を秘めた技術だ」

転機となった判断

2019年4月、ビットコインが5,000ドルを突破した時。 私は決断しました。

それまでのFXの知識と経験を活かしながら、 ビットコインの世界に足を踏み入れることを。

もちろん、不安はありました。

  • 価格の大きな変動

  • 規制の不確実性

  • 技術的な複雑さ

でも、直感が告げていました。 「これは、変化の波に乗るチャンスだ」と。

AIとの出会い

そして、この決断が後の「AIとの出会い」につながっていきます。

ビットコインの価格予測には、従来のFXとは違うアプローチが必要でした。

  • オンチェーンデータの分析

  • ソーシャルメディアの感情分析

  • マーケットサイクルの予測

これらの複雑なデータを分析するため、 私はAIの勉強を始めることになるのです。

あなたへのメッセージ

2019年から現在まで、ビットコインは大きく成長しました。 でも、これは単なる価格の上昇以上の意味があります。

それは、「可能性への投資」なのです。

FXもビットコインも、どちらも間違いではありません。 大切なのは、自分が心から理解し、信じられるものを選ぶこと。

私は、日々の価格変動に一喜一憂するのではなく、 技術と可能性に投資することを選びました。

次なる物語へ

次回は「AIを活用したビットコイン分析 - 感情と論理の狭間で」についてお話しします。

今、誰かが新しい可能性を探しているかもしれません。 その人の心に、この物語が小さな光となることを願って。

免責事項

本noteで発信する情報は、投資の助言ではありません。 投資は自己責任で行ってください。 過去の実績は将来の運用成果を保証するものではありません。 また、暗号資産取引には大きなリスクが伴います。 取引を行う際は、十分な理解と慎重な判断が必要です。

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