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【暗号通貨が教えてくれた、人生という賭け】


携帯画面に映る「ビットコイン、史上最高値を更新」という文字が、私の目に焼き付いていました。

絶望の淵から見つけた光

少年院を出て、私は毎日ただ生きることに精一杯でした。

朝5時。目覚ましのベルが鳴る前から目が覚めます。
体は痛い。心は重い。
それでも、現場には行かなければならない。

誰もが「真面目に生きろ」と言います。
でも、この「真面目」という言葉が、時として残酷な重しとなって、私たちの可能性を押しつぶしているのかもしれません。

「このまま、永遠に...?」

その思いが、胸を締め付けていました。

運命の分岐点

スマートフォンの画面に映るチャートの動き。
それは、まるで私の心電図のように、上下を繰り返していました。

「暗号通貨」

その言葉は、当時の私にとって、まるで異世界への扉のように感じられました。

周りの声が聞こえてきます。

「また変なことを考えているんじゃないか」
「前みたいに道を踏み外すぞ」
「大人しく、決められた道を歩め」

でも、不思議なものです。
今までの人生で犯してきた過ちとは違う、この「直感」への確信。
それは、暗い水の底で見つけた、小さな真珠のような輝きでした。

選択の重み

給料の半分を失った日のことは、今でも鮮明に覚えています。

家賃が払えるか不安でした。
カップ麺の生活が続きました。
それでも、私は学び続けることを選びました。

なぜでしょうか。

それは恐らく、この「選択」が、初めて自分自身で下した決断だったからです。
他人に強いられたものでも、環境に流されたものでもない。
純粋に、自分の意思で選んだ道。

真実の発見

暗号通貨は、私に投資の知識だけでなく、もっと大切なことを教えてくれました。

人生には、「正解」と「自分の答え」がある。
そして時として、その二つは異なるということ。

私たちの多くは、「正解」を追い求めすぎているのかもしれません。
でも実は、自分の心に正直に向き合うことの方が、遥かに大切なのです。

あなたの心へ

今、この文章を読んでいるあなた。

もしかしたら、人生の分岐点に立っているのかもしれません。
不安で、迷って、眠れない夜を過ごしているかもしれません。

私にはわかります。その気持ち。
暗闇の中で、光を探す孤独な戦い。

だからこそ、伝えたいのです。

「選択を恐れないで」

たとえ周りから理解されなくても。
たとえ不安で胸が潰れそうでも。
あなたの心が、確かな声で語りかけてくるなら、その声に耳を傾けてください。

人生は、誰かのためのものではありません。
あなたの人生は、あなただけのものなのです。

次なる章へ

次回は「【波乱の告白】FXからビットコインへ - 2019年、私が人生を賭けた理由」についてお話しします。

あなたの心に、少しでも希望の種を蒔くことができていれば幸いです。

免責事項

本noteで発信する情報は、投資の助言ではありません。
投資は自己責任で行ってください。
過去の実績は将来の運用成果を保証するものではありません。

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