【乱読備忘録】78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット 著者:LUA
タロットカードは特別な力がないと占うことができないと思っていました。
もしくは、妖艶なお姉さんがお金を巻き上げるために利用する常套手段だと勝手に考えていました。
本書を読んでわかったことは、タロットカードは占うことが本質ではなく、自分と向き合うための鏡になるということです。
自問自答することで、自分が求めている答えを導き出すために利用するツールなのだと思いました。
実際に何を占えるかというと、悩みごとだったり、自分や相手の心の状態や、日常的なアドバイスなどをしたいときに使えます。
占う際に一番重要なことは、あなたがどうしたいのか意思を持ち、適切な質問を用意して、結果を聞いたら実現するために行動するということです。
占いには特別な技術などは必要なく、誰でも気軽に占うことができます。
タロットカードは「覚える」「読む」というよりも「感じる」ことが重要になります。
自分自身を占う場合、タロットカードの絵柄を見た印象から自分が現状どのような問題に立ち向かっていて、どんな解決を望んでいるのか、心の奥底にある願望を引き出してくれます。
素直な心で見たことで、自分にとっての解決案として何がふさわしいか、自然と判断ができるようになります。
誰かを占う場合も同様で、相手が何に悩んでいて、本当にやりたいと思っていることを引きずり出すことができるツールが、タロットカードというものの本質だと思います。
実際にどうやって占うかは、本書にカードの読み取り方や、実際に占った例などもあるので参考になります。
タロット初心者でもカードの解釈の仕方や、読み取り方のテンプレートなどがあるので、占うときに躓きにくい構成になっていてわかりやすかったです。
今回拝読させていただいた書籍