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読書日記.19「そのうち結婚する君へ」

秋元康さんの恋愛本が好きで、この本も楽しみに到着を待っていた。

そのうち結婚する君へ (講談社+アルファ文庫 A 20-1) https://amzn.asia/d/gtMGZly

【概要】
・結婚のほんとうのよさは、非日常的な大きな幸せではなく、日常的な幸せにある。だから、大切なのは日常的に2人でいることがどれだけ楽しいか。それが夫婦としてうまくやっていけるのかやっていけないかのボーダーラインでもある

・本来、結婚してやっていくには、まず相手を1人の人間として認めること。自分のルールだけにとらわれていると、いつまでも相手を認められないし、夫婦としてやっていけない。

・相手のなかに自分にないところを発見し、認めて、影響し合う、それがいい夫婦の関係と言えるでしょう。お互いの発見がなければ、夫婦は長続きしないのではないでしょうか。

・結婚して、だんだん2人のスタイルができてくるまでには、多少しんどい思いをしてもプラス、マイナスを繰り返していくことは大切。

・理想の夫婦は、「空気のような関係」
存在が感じられなくても、なくては生きていけない。

・常に動いていないとしょうがないのが男性。女は男の港で、男は帰りたくなったら帰る。

・結婚のメリットは、自分もまっとうだなという自信のようなものが生まれてくること。家庭を作って、自分もこれで大人になったなという実感がでてくる。

・結婚とは自分の人生を生きている男女が、お互いに信頼しあって一緒に生きていくこと。結婚の本質は、家事と仕事の役割分担といった即物的なものではなく、もっと精神的なもの。

・あえて結婚という形態を選んだのは、毎日の生活を共有したいから。2人で生きていくなかで、日常的な喜びも悲しみもシェアできるならまだしも、それがなくては結婚する意味がない。

・愛はあっても、自分を見失わない。まず自分の人生があって、そこに伴侶がいる。

・結局、結婚した男性にとってもつらいのは、奥さんに家でじっとされていること。

・女性である前に、1人の人間に立ち戻った方がいい。そうでないと男女はほんとうの意味での対等な関係になれない。

・結婚は相手と合うか合わないかが大切。この基準となるのは、価値観につきる。結婚前に、この価値観だけは合っていれば、なにも恐らくない、というところをお互いに見つけたい価値観(何を大切にするか、必要か、幸福感)のぶつかり合いはまずいが、嗜好のぶつかり合いは構わない。

・結婚する前の相手への不安は赤信号。結婚後もっと好きになることはない。結婚がうまくいくかは自分の気持ち次第。はじめにパッと結婚したいと思ったら、本能を信じた方がいい。

・失敗や間違いをいくつも重ねながら、じぶんだけのせいかいを見つけていくのが生きていくこと。
つらくても、悲しくても、恥ずかしくても何があっても、今は最悪の事態じゃない。その強さが、あなたをいい女にします。

・人がなんて言おうと、「これが私の幸せ」と言い切れる本音を持っている女がいい女。わがままは外に向けられるのに対し、自分の価値観に基づくいこじは自分に向けられている。

・自分の生き方を築いていくのが人生の目的であって、そのうえで恋をしたり別れたり、結婚したり離婚したりといった出来事がある。自分らしさとは、なにか?自分らしい人生とは、なにか?それを見つけていくことが生きていくこと。そして、そのなかで自分の恋愛観、結婚観に対する答えは出てくると思う。自分の人生設計を持っている2人が出会って、2人の人生設計を尊重しながら、2人で人生を歩んでいくのが結婚。

・2人の生活があって、結婚がある。お互いの志向する生活があり、お互いの志向がある程度一致して結婚は成り立つ。「僕はこう生きたい」「私はこう生きたい」そこに2人の生活が築かれていく。

【感想】
秋元康の本は、いつもハッとさせられます。そして、いつも悩める女性をパッと明るくし、自分らしく生きられるように励ましてくれる言葉が沢山あるなと思いました。

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