乳がんアラ還 ザワザワと
化学療法の先々の日程が、祝日と重なるからと、点滴のスタート日が1週間伸びてしまった。待っている時間がもどかしいし、考え事が増える。かといって、考え事をする暇もなく物事がどんどん進んで行くのを想像すると眉間にしわがよる。
遠くから聞こえてくる職場の混乱も 心をざわつかせる。すでに新型ではないだろうコロナに混乱する現場。休職する私に心配をかけたくないと、一切愚痴を言わなかった後輩が、『もうダメです』と ぐったりしたスヌーピーのスタンプを送ってくる。聞くしかできない。上司は『人が来ないんだから、仕方ないじゃない』と言うだけで、職場はギクシャクし、日々の目標は『患者さんが悪化しない』にまで、ハードルが下がっているという。
来年度から、インド人を介護人材として採用することになったらしい。現場の戸惑いや混乱は私は想像できない。
ニュースだけの話ではない。とうとうそこまで来たか。
数か月休んだだけで、浦島太郎状態になるではないか。いろんな意味で、帰れるだろうか。わたし。
化学療法まであと10日。
脱毛後の帽子の用意。分子標的薬のフェスゴは太ももに皮下注射する為、スカートがベストらしい。スカートは、喪服しか持っていない。新しく購入。
火曜日には、ウィッグの装着方法の指導とケアについて聞きに行く。
助走が長すぎて、どこがジャンプ地点か、わからなくなってしまった。