アメリカ史
皆さん、以下の2つの質問に答えられるでしょうか?
アメリカを見つけた人物は誰?
アメリカの国の名前の由来となった人物は誰?
1の答え コロンブス(スペイン人)
コロンブスはインドに行くと宣言し、辿り着いた土地で発見したのはインド人ではなくインディアン(ネイティブ・アメリカン)だったのです。また、コロンブスは現地の人を虐殺していたという意見もあり虐殺者のイメージも強いそうです。
2の答え アメリゴ・ヴェスプッチ(イタリアの冒険家)
アメリゴ・ヴェスプッチは南米まで行った辺りで、未知の大陸がインドではないことに気づきこれが新大陸発見に繋がりました。また彼の"アメリゴ"がアメリカの由来となりました。
今回はアメリカが戦ってきた9つと共にアメリカ史をお届けします。
アメリカvsカトリック-新大陸で信仰の自由を-
キリスト教が最強のヨーロッパ時代にカトリックには非常に厳格な階級が存在し、"清く貧しく"から人数が拡大し"豪華絢爛"で、またキリスト教がローマ帝国の国教化がされるなど勢力を広めた。
カトリックと反対のプロテスタントは宗教改革で下記の疑問を投げかけた。
・教会が権威づけしてるだけではないか
・金儲け主義に走っていないか
・なぜ免罪符を買ったら天国に行けてお金がない者は天国にいけないんだ
そんな中、イギリス国教会で宗教改革者であったプロテスタントのカルヴァンの信徒が本国で迫害を受けていました。
→1620年 信仰の自由を求めたピューリタン(カルヴァン派プロテスタントの総称)がアメリカ大陸に移住し植民地を作る(主役都市はボストン※1)=アメリカの宗教はプロテスタント※2
→産業革命によりイギリスが世界中に植民地を広げたことで費用がかかった為、アメリカに重税(税金)を課す
→1773年 ボストン茶会事件(東インド会社の船からのお茶を捨てた)、要するにボストンでイギリスから輸入したお茶をぶん投げて捨てるという奇行に出た
豆知識※1
ボストンはピューリタン時代の主要都市である為優秀な大学が固まっている
→1636年 アメリカ最古のハーバード大学創立(元はピューリタンの指導者を育成する為の学校であった)
豆知識※2
カトリック初のアメリカ大統領はジョン・Fた・ケネディ
豆知識※3
オランダ植民地時代のニューヨークはニューアムステルダムという名前であったアメリカvsイギリス-新しい国家を作れ-
→1775-1783年 アメリカ独立戦争
フランスがイギリスを仲間割れさせる為に、アメリカを支援したことでイギリスからの独立に成功※4
→1776年7月4日 アメリカ独立宣言
人間は全て平等であると宣言したが、アフリカから奴隷を連れてきていた為矛盾していた
国家を作る為に使った2つの方法
①憲法
1から憲法を作って守って運営される国家は今までなく、新しい概念であった
②通貨
ドルと名付けた。ちなみに、ヨーロッパで作られてたターレルという銀貨のスペインでの呼び方がドレラでその英語版がドルである
初代大統領はジョージ・ワシントンだか、首都はワシントンD.C.ではなくフィラデルフィア※5
→連邦国家が弱くて州が強い方が良いという意見と連邦国家が治めた方が良いという意見に分かれた
またアメリカを1/3に縦に割った時に真ん中をフランスが保持していました。
しかし当時イギリスとフランスは敵対意識が強く、ナポレオンはイギリスのバックアップが強いカナダが南下するとアメリカを守りきれないと判断した為アメリカを譲る=フランスから真ん中の土地を購入
→1812-1815年 米英戦争(カナダ&イギリスvsアメリカ)
アメリカがカナダに攻めに行くがボロ負けし、イギリスがワシントンD.Cまできて官邸を燃やした※6
豆知識※4
ミニットマン=1分の男
アメリカ独立戦争で、イギリスが船で攻めてきたら1分で来るという意味で地理を理解していて猟をしている人が森で活躍した
豆知識※5
独立した13の連邦国家であった為首都機能がどこかの州に所属したら揉めるので、特別な場所(フィラデルフィア)に首都を作り、3代目の大統領の時に移転してワシントンD.C.が首都になった。
豆知識※6
焦げた大統領官邸を白く塗った為"ホワイトハウス"と呼ばれたアメリカvsメキシコ-大陸全土を手に入れろ-
→ カリフォルニアとテキサスを手に入れた
メキシコから取った土地から金鉱を発見(=ゴールドラッシュ)したことで、移民が労働者として金を取る※7&8
豆知識※7
ドイツの移民が労働者の為にリーバイスの丈夫な服を売る
豆知識※8
漁師のジョン万次郎がアメリカの船に助けら西海岸のカリフォルニア、アメリカに辿り着きゴールドラッシュに参加。その後江戸幕府の偉い奴に取り立てられた。アメリカvs南部-アメリカをひとつに-
アメリカの初期にフランスの移民がワインをもたらし、また南部でコットンが大量に取れたことでコットンを取る機械が発展する中、"農業大国に奴隷をいつまでも使っていいのだろか?"という疑問が生まれた。
北部は南部程農業に恵まれておらず、工業に力を入れていた為あまり奴隷を使わなかった。また州で1つの国であった為、北部に認めない州(自由州)と南部に奴隷を認める州(奴隷州)が形成された。
→ミズーリ協定(真ん中半分で分け北は自由州南は奴隷州)を定めるも、アメリカを"農業と工業のどちらで発展させていくのか"という北と南の両方の不満は絶えなかった
◯イリノイ州(自由主義者/自由州)のリンカーンと奴隷州支持派のダグラス
リンカーンの考え
ダグラスを倒したいと考えていた
ダグラスの考え
イリノイ州は自由主義者が多いが大統領になるには全国的に支持を得なければならない。しかし、はっきりと意見を主張すると南部の支持者をごっそり失うのでなるべく主張をぼかしながら選挙で戦いたい。
→ 若手のリンカーンは奴隷州なのか自由州なのかというトピックを政治戦略の要にし、ダグラスをはっきりと詰めた
→奴隷解放宣言(北部の奴隷の解放なし・南部の奴隷は解放)=北部にも南部にもいい顔をし、国際奴隷宣言をすることで世界的世論も身につける
→南北戦争終了の数日後にアメリカ大統領リンカーンが南部にいた男に暗殺される
→1800年代後半 金ピカ時代
米英戦争でイギリスとの貿易疎遠から国内産業を育てる為に10年かけて大陸横断鉄道を作り、貨物の蒸気機関車と電車を作った
→ 1882年中国人排斥法
鉄道作る為に中国の移民に頼ったが鉄道完成後経済の伸び率が下がり、中国の移民を受け入れを拒否
→ルーズベルト大統領の棍棒外交
元々植民地を拡大するイギリスに反発していたアメリカ※9だが海外に植民地を拡大する
豆知識※9
モンロー大統領のモンロー宣言
南米を共同で統治することを提案したイギリスに対し、アメリカ国内を充実させる為に新大陸と旧大陸はお互い干渉し合わないことを宣言アメリカvsスペイン-海外領土を手に入れろ-
→1898年 米西戦争
スペインからフィリピンやグアムを奪い、大航海時代のナンバーワンを追い越す
19世紀後半は帝国主義の時代のイギリスやフランスに対し、ワシントン大統領はアメリカが戦争に巻き込まれないようにする為に拡大主義を批判していた。
→1914年 第一次世界大戦開戦
ドイツを主軸にヨーロッパで勃発
アメリカは戦争に巻き込まれたくなかったが、イギリスとの貿易との関係が強く、貿易を止めると経済が回らない為後半から参戦
→1918年 第一次世界大戦終戦
アメリカに戦費の借金をしていたイギリス・フランスが勝利し、ドイツに賠償金を求める
→ 1929年 世界恐慌
作って売ってを拡大しすぎて停滞した為、アメリカは政府が市場経済に関与するニューディール政策、フランスとイギリスは植民地のみと貿易を行うブロック経済を取る
大貧乏のドイツ・イタリアはヒトラーとムッソリーニの独裁者を生んだアメリカvsドイツ・日本-ナンバーワンへ-
明治政府が欧米列強に対抗し、日清日露戦争で勝利
→1937年 日中戦争
日本が植民地欲しさに満州国を建国し、中国進出したことでアメリカ・イギリス・フランスが危機感を持ち、満州での利権を巡り戦争が開始
→ ABCD包囲網
アメリカ・イギリス・中国・オランダによる日本への経済制裁
→1941年 真珠湾攻撃
石油欲しさに東南アジアに行こうとするがハワイからアメリカが来ると見て先にパールハーバーを攻撃
後に世界大戦の開始、原爆投下、ドイツのノルマンディー上陸作戦でパリ解放とヒトラー自殺
→1945年8月15日 終戦
第一次世界大戦でアメリカに借金をしていた為、イギリスが疲弊する。また通貨・ポンドが弱くなり、アメリカ通貨・ドルが世界の基軸通貨になる=第二次世界大戦後アメリカが世界No. 1国家になる
→1945年 アメリカを中心に国際連合が設立アメリカvs共産主義-ライバルと核の恐怖-
マルクスが金持ちをぶっ殺せばいいと資本論を提唱する
→1950年 朝鮮戦争
ソ連とアメリカの核を撃ち合ったら世界が終わるので、アメリカとソ連の代理戦争として朝鮮戦争が開始
アメリカが韓国を支援して、毛沢東率いる中国とソ連が北朝鮮の元ソ連軍の大尉である金日成を支援※10
→1962年 キューバ危機
キューバにソ連が核ミサイルを作るのではないかという緊張感が漂ったが、ソ連が妥協して終了
→1982年 マルタ会談 冷戦終結
→1991年 ソ連崩壊
冷戦が1番高騰して下がった時に崩壊
→1995年 ベトナム戦争
アメリカが初めて負けた戦争で共産主義のバックアップを受けたホーチミンが独立を図り、フランスと戦った
フランス撤退後に、アメリカがベトナムの北を爆撃したがゲリラ部隊に敗北
豆知識※10
米ソの緊張がマックスになった時のアメリカ大統領はケネディアメリカvs中東-世界の警察とテロリズム-
→1990年 湾岸戦争
イラクによるクウェート侵攻で、第二次世界大戦後に中東で石油が抽出された
→2001年9月11日 アメリカ同時多発テロ
核兵器がある疑いでイラクに責めたが実際はなかった
→2008年 リーマンショック
証券会社リーマンブラザーズが潰れ、取引会社も影響を受け世界不況に陥る
→2009年 オバマ大統領の登場
リーマンショックからの経済回復を測るが、大回復とはならなかった
→2017年 トランプ大統領の登場
アメリカは世界の警察をやらないと主張しており、またメキシコの移民が仕事を取ることに反対。
アメリカファーストである為、日本の自衛隊を国防軍にする必要があるのではないかと議論になっている世界の警察アメリカvs自国第一主義中国-新たなるライバル-
共産党一党独裁の資本主義国家習近平が、GAFAに対抗しBATHを作り、一帯一路構想では経済圏を広げる
アメリカが戦ってきた9つとアメリカ史をお届けしました。 これからも国際社会に留まらず、お金・投資等もお届けできればと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました😊