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#13 子役から歌姫へ!? Kylie Minogue「The Loco-Motion」

RADIO BERRYで放送中の「ミュージックメモリー 〜音楽のSDGs」担当のケンです。

今日ご紹介するのはKylie Minogue「The Loco-Motion」です。

オーストラリア出身のカイリー・ミノーグは1979年にテレビ番組「The Sullivans」で子役としてデビュー。その翌年にも「Skyways」にて出演。
子役として順調にキャリアを重ねていきました。

初々しい彼女に転機が訪れたのは1987年、オーストラリアで行われたフットボールのチャリティーイベントで当時出演していたドラマのキャストたちと即興で演奏された「Locomotion」のテイクに何かを感じ取ったのか彼女はシングルとしてリリースすることを決め、レコード会社と契約。プロデューサーによって彼女の歌をそのままに残し、Dead Or Alive風にアレンジされた「Locomotion」は大ヒット。1980年代のオーストラリアで一番売れるという快挙を成し遂げます。

ヒットに乗じて彼女はロンドンのレコード会社PWL Recordsと契約、Stock Aitken Watermanと呼ばれるヒットメーカーのプロデュースを受けることになり、彼らによってより洗練されたものが世に知られた「The Loco-Motion」になるのでした。

こうして生み出された「The Loco-Motion」はイギリスではなんと初登場2位。UKチャートにおける女性歌手のチャート最高位を記録しました。
アメリカでも初登場こそ80位でしたが、徐々に順位を上げ、2週連続3位を記録。新人ミュージシャンとしては異例の大ヒットになりました。

その後の活躍は知っての通りですが、歌手デビューのきっかけがチャリティーイベントでのドラマキャストとの即興演奏とは、人生は何が起こるかわかりませんね。


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