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「ネガティブ思考の伝染」から身を守る読書

職場の先輩がとにかく愚痴が多い。
「〇〇さんが〇〇してくれない」「〇〇さんは私に嫌がらせしてるに違いない」とかだ。
「そうなんすね〜」と適当に流している。
その〇〇さんと話してみると、そんなに嫌な感じでも無かったりする。

先輩の気にし過ぎなんじゃないだろうか。
「誰が何を考えているかなんて分かる訳ないので、あれこれ考えてもしょうがないでしょ」と言いたくなる気持ちをぐっとこらえる。
自分は、気にし過ぎな人に「気にし過ぎですよ」と言うのも、それはそれで酷だと思うからだ。

以前は「会社の人の愚痴は会社の人には言わない」というルールを決めていた。
しかし気づけば自分も先輩と一緒に愚痴を言うようになっていた。
人のせいにするのはよくないが、先輩に感化されてしまったらしい。

職場に理不尽なことも多いが「そんなもんだ」と思ってやっていくしかないと思っている。
例に出すのは不適切だが、戦争してる国だってあるし、災害で全てを無くした人だっている。
善い行いが必ずしも報われる訳ではないし、悪が必ずしも裁かれる訳でもない。
「世の中理不尽すぎるのは当たり前」なのが残酷な現実だ。

なんでこんな考えに至ったのかは、下記の本を読んだからだ。


だが私は「理不尽に耐えることは美徳ではない」と思っている。
職場での理不尽が嫌なら、自分が動けばいいだけだ。
比較的、頑張れば逃げられる理不尽である。
「嫌ならやめろ」というのがシンプルだが真理な気がする。

「家庭や病気などの事情で、ここで働くしかない」という人もいるかもしれない。
だがそのような環境でも、転職・休職・部署異動する、家族・親戚・知人・行政に頼るなど、我々平民はできる限り精一杯もがくしかないのである。

動ける立場ならさっさと動くことが吉だ。
そうやって世の中身軽に渡っていきたい。
自分以外にも、足踏みしている人がいたら、全力で背中を押したいなと思う。

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