偉大なるギターヒーローEVHとそのご子息WHVとデイヴグロールその1
ギターマニアでなくとも分かるであろう、EVHはあのエディ・ヴァン・ヘイレンである。WVHは言うまでもなくエディの最愛の息子、ヴォルフガング・ヴァン・ヘイレンである。
ヴァン・ヘイレンの中心人物は誰がなんと言おうとギタリストのエディと兄でドラマーであるアレックスであった。これは音楽性云々ではなく血の繋がりの問題である。
そこに食い込んだのがデイヴリーロス、彼はバンドのボーカルという立場を乗り越えてバンドのプロデューサー的立場でもあった。デイヴリーロスの歌唱力については常に疑問がつきまとっていたが、ヴァン・ヘイレンを成功に導いたのは彼の功績は大きい。
しかし常にシリアスな音楽をやりたかったエディとデイヴは常に口論が絶えなかったようだ。
ファースト、セカンドアルバムで大成功したあと失速していたバンドはあの伝説のアルバム「1984」で息を吹き返したが、その後デイヴはバンドを離れた。
当時の記事によるとデイヴがハリウッドスターを目指して自ら辞めたという噂もあったが眉唾だと思う。
その後サミーヘイガーを迎えて更なる成功を収めたが、オリジナルメンバーであったマイケルアンソニーと共にサミーヘイガーもバンドを離れることになる。
そして2011年にデイヴリーロスがバンドに戻りヴァンヘイレンの最後のスタジオアルバムをリリースしたが、マイケルアンソニーは戻らず、ヴォルフガングがベースを務めた。
この最後のアルバム用にバンドがストックしていた曲はほとんどなく、ヴォルフガングが過去の、それも数十年前のデモテープを漁って父親エディに曲を推薦したという。
ヴァンヘイレンのデビュー当時、ヴォルフガングはまだ生まれてなかった。その後大躍進を遂げた後も子供で事情が分かってはいなかったろう。
しかし大人に成長するにつれ、過去にバンドになにがあったのかを必然的に知るようになったんだろう。