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妄想の暴走アニメ劇場2「プーミン谷のプーミン」ラスト・エピソード


パーパは、ギャンブルに目がない。たとえそれがどんなに控除率が高かろうと、おかまいなし。宝くじなんて大好物さ。
季節の変わり目、久しぶりに袖を通したジャケットのポケットに宝くじのようなくじの抽選券が入っていた。よく見ればアタリじゃないですか!
それを交換しにいくと、宝くじが1枚渡されたのね。その宝くじのこともわすれてしまった次の年、そのジャケットのポケットから出てきて、よくみればアタリじゃないですか!
それを交換しにいくと、宝くじが1枚渡されたのね。その宝くじのこともわすれてしまった次の年、そのジャケットのポケットから出てきて、よくみればアタリじゃないですか!
それを交換しにいくと、宝くじが1枚渡されたのね。その宝くじのこともわすれてしまった次の年、そのジャケットのポケットから出てきて、よくみればアタリじゃないですか!
それを交換しにいくと、宝くじが1枚渡されたのね。その宝くじのこともわすれてしまった次の年、そのジャケットのポケットから出てきて、よくみればアタリじゃないですか!
それを交換しにいくと、宝くじが1枚渡されたのね。その宝くじのこともわすれてしまった次の年、そのジャケットのポケットから出てきて、よくみればアタリじゃないですか!
・・・・パーパはとっても健康で、体形維持して立派だね!

スナ無金は、ある日夢を見た。いつものあの公園の大きな樫の木の下がキラキラと輝いている。目をこらすとそこには、たくさんの金銀財宝が。
目を覚まして、善は急げと、公園へ急ぐ。
公園の管理人さんに掃除をするんだといって、ほうきと塵取りとばけつと雑巾とスコップを借りて、スコップだけ使って樫の木の下を掘ったのさ。
そしたらね、出てくる出てくる、錆びたビール缶、壊れたテニスラケット、空気の抜けたビーチボール、敗れた傘、etc...
そこへ管理人さんが通りがかって、「おや、そんなにいろんなものがあったのかい?ありがとうね。」と言った。
管理人さんは管理事務所に戻り、冷えた炭酸ジュースを二本持ってきて、スナ無金にどうぞと差し出した。
労働のあとの炭酸ジュースはおいしいよね。ね?ね?スナ無金。

ムーはビジネスを考えた。ホームレスのホームを民泊として貸し出すというビジネスだ。ホームレスのホームつまり、カートとテントを貸し出そうというもの。彼女はそれを「最もリアルな体験旅行」とマーケティング。あちらこちらに広告を張り出し、谷中を回って宣伝行脚。
と思ったんだけどね。ムーはその時、自分が「無所有主義者」であることを呪った。「不動産にせよ、動産にせよ、おおむねざい財産というものは負債である」なんていったの誰ょ!出てきて、私のビジネスチャンスに投資なさい!
空に向かって叫んでみても、何も答えは返ってこない。

だって、ここは、そう、静かで、穏やかな、プーミン谷だもの。