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「知識の交差点」(実験):小説「川中島」を執筆させたみた。

実験を試みます。川中島の合戦・知識の交差点を用いて、ブログを生成している途中で、方針転換して小説を書くことにしました。これは、ユーザの主体背に追従できるかという実験ということです。

結論から言うと、追従性は非常に高いが、対話を続けていくと、回答の質が悪くなっていく、あるいは、ユーザの求めるものと結果が乖離していく。と言えます。

この「乖離」は、おそらく、対話の長期化の影響かと思われます。対話のベースとしてインストラクションやリトリーバルで、「知識の交差点」や「ユーザの支持」を明確にしておけば、改善されることだとはオンのいますが、ただ、対話を続けるという方法では、だんだんバカになっていく、と感じられるのを抑えきれないような気がします。もしかしたら、プロンプトテクニックで回避できるのかもしれませんが、その回避にリソースが奪われるため、なんのための「知識の交差点」なのか?ということになってしまいます。

以前「ヴェネチア共和国」の記事を執筆するときは、専用のGPTsを作りました。「知識の交差点」をもっと発展させて、そのような前提なしに対話のみで、言語モデルがゆーあの糸に完璧に追従するようにしていけたらと思います。
いかに、短編の書き出しの部分と、書き続けさせて一応の決滅となった部分を掲載します。これは対話の流れで十分に離れた位置にあるものの比較です。その違いを感じてもらって、「知識のこうs店」がまだまだだなと、思っていただければ、それがこの記事の結論ですwww


月の光が信濃の地を淡く照らし、上杉謙信の陣所では燈火が僅かに揺れていた。謙信は木製の机に控え、手にした筆を置き、軍議の終わった静寂の中で独り思索に耽っている。その目は地図に向けられ、川中島の地形を詳細に捉えていた。この地に再び血の雨が降ることを、彼はよく知っている。

部将の直江兼続がそっと声をかけた。その声には戦の前の重みが宿る。
「殿、武田の動向は未だ定かではありませぬが、我らがこの地を固守すべき理由は明白でございます。敵の意図を見極め、ここで彼らを迎え撃ちましょう」

謙信はゆっくりと頷き、深い声で答える。
「兼続よ、信玄の野心を阻むのは我らの使命じゃ。彼の軍力、さぞかし厳しくも我々の意志はそれに屈することはない。明日の戦、彼がどんな計略を用いるか知れたものか、だが上杉の魂はそう簡単には折れぬ。正義は我らにあり、神々の加護もまた」

兼続が静かに肯くと、謙信は再び地図に目を落とし、戦の計画を練り直す。その様子は、まるで明日の戦いがすでに始まっているかのように緊迫していた。筆を持つ手が微かに震え、策を練るその心の中には、無数の兵が動いている。周囲は再び静寂に包まれ、ただ川の流れの音だけが、遠くから聞こえてきていた。


戦の終わりと共に、武田信玄と上杉謙信の陣営にはそれぞれ異なる空気が流れていた。日が暮れる頃、疲弊した両軍の兵士たちは武具を整え、戦死者の遺体を手厚く葬る作業に勤しんでいた。戦場の一日が両軍に重い疲労と深い思索をもたらした。

武田信玄の陣営

信玄は陣内で主要な家臣たちと共に戦の反省会を開いていた。彼は深いため息をつきながら、静かに話し始める。「今日の戦、多くの勇士を失い、多くを学んだ。しかし、敵の堅固な防御を破ることはできぬまま終わった。我々は次なる戦への準備を怠るわけにはいかぬ」

山本勘助が答える。「殿、今回の戦における敵の動きから多くを見ることができました。特に伊達政宗の采配には注意が必要でございます。彼の戦術の巧みさは見事と言わざるを得ません。次回の対策として、我々も更なる工夫を凝らさねばなりません」

信玄は頷き、「その通り、勘助よ。次の戦では、彼らの戦術を逆手に取り、我々の利に変えねばならぬ。それには各将の連携と、もっと柔軟な戦術が必要だ」と指摘する。その夜、信玄の陣所では明日への策を練り、兵たちの再編成が静かに行われた。

上杉謙信の陣営

一方、上杉謙信は自らの陣所で燈火を前に座り、この日の戦を瞑想していた。謙信の心には武士としての潔さと、戦いの虚無感が交錯する。「今日の戦、武田の猛攻を退けたものの、多くの若き命を失った。この戦の意義を、神仏に問うものだ」

直江兼続がその横で謙信の言葉を聞き、静かに答える。「殿、今回の戦いで我々は多くを学びました。特に若き侍たちの奮闘は、今後の戦で大いに役立つでしょう。敵の技を学び、それを越えるための訓練が必要であります」

謙信は頷き、「兼続、その通りじゃ。我々は常に前を向き、次の戦に備えるのだ。今日生き残った者たちが、次は更に優れた戦いを展開できるよう、指導を怠らずに」と述べ、部下たちにさらなる精進を命じた。その夜、上杉の陣所では、疲れた兵士たちが次の戦の準備と心の整理を黙々と行っていた。


ほら、まったく違う文体・表現になっていますよね?
これをユーザ側で微調整し続けるなんて面倒ですよねぇ。
「知識の交差点」をもと制度高いものに作り上げていく必要がありますね。

くだらない話ですが、途中「創造」による架空の兵士キャラクターの戦闘シーンをいくつかハサミましたが、架空キャラの名前が、「伊達政宗」だったり「佐々木小次郎」だったりする点、GPT4の「創造」という単語の理解がめちゃくちゃだなと感じた。そういう結果を目にするたびに「言語モデル」はやはり「知性」ではないなと感じますね。