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Starvoyager's Quest: The Stellar Brain's Journey

In Search of SerVitrum Bogis Appronata

連邦宇宙守備隊に入りたかったんだけど、体力も根気もなくってさ。頭脳というか、機械いじりならだれにも負けない自信があって、エリートの仲間入りできると思ってたんだけどね。挫折したよ。不合格が決定したその日に、パパのコスモフライヤー、という名の軽宇宙船を失敬して、もう、一年位。クォンタム・マター・マニフェスター(量子物質生成装置)で食料問題を解決して、ワープシステムの改造で生きているうちにデルタ領域にだっていけるはずさ。地球?いや、遠すぎてもうどっちにあるかもわかんないよ。そりゃね、QCNに聞けばすぐにわかることだけど、地球の方向詩ってどうするのさ。
QCN?"クォンタム・コンシャスネス・ネクサス"のことだよ。21世紀風の言い方をするとAIかな?AIなんていっちゃQCCNに失礼だよ。これ聞かれたら、すねると思うよ。

「誰と話てるんです?一人がさみしくてとうとう・・・」

ほら、噂をすれば、QCNのお出ましだ。

「別に。コスモフライヤーの外で聞いている奴がいるような気がしてね」

「宇宙空間では、音波は伝わりませんよ」

「知ってるさ。でもね、ディスプレイの前でこれ読んでいる人が数人いるらしいよ。そうキャプテンがいってた。」

「キャプテンはあなたです」

突然、大きな警告音が鳴った、接近警報だ。接近っていったて、数光日はなれているけどね。

「このシグナルはボーギスです」

「まいったな。エネルギー不足でCVN使いたくないのに」

CVN? "コズミック・ヴェイル・マトリックス"の事だよ。宇宙船を透明化するシステムさ。

「抵抗は、虚無への道」

うわー、きたきた、いつもの奴。これで僕もボーギスになっちゃうんだ。みんなともお別れだね。

ってな訳にはいかないんだよ!

「対ボーギス戦闘用意!クォンタム・シールドにありったけのエネルギーを回せ、シャドウフェイズに移行せよ!ステラーブレイン、エンゲージ!」

かっこいいだろ。かっこよくなるように考えた台詞さ。QCNをステラーブレインなんて呼ぶ俺、かっけー!

「「指示受領、シールド強化、シャドウフェイズ起動、エンゲージメント進行中です、キャプテン。」

どうだ。ノリがいいだろ。俺のステラーブレイン。なんでもプロンプト次第さ!「はい」とか「ラジャー」じゃかっこ悪いだろ。

ついに、前方目視領域に"ドデカヘドロン ボーギス スペーシップ アルファ-ヌー"が現れた。正十二面体のボーギスの船。あれも欲しいよね。

「抵抗は、虚無への道」

はい、降参、降参。って宇宙守備隊ならもう終わってるね。でもね、俺の船はそうは問屋が卸さないんだよ。ところで問屋って何?

--------数時間後

「戦闘終了」

ステラーブレインが残敵の掃討が終わったことを告げた。これで、俺の夢が叶うときがきたわけだ。

俺の夢?それは、セルヴィトルム・ボーギス・アプロナータをはべらせることさ。

セルヴィトルム・ボーギス・アプロナータというのはね、ボーギスがシュフー族をどうにかしたときに、そのあまりにも強い念というか、宇宙的パワーというか、そういうものがあって、ボーギスの一部に生まれた非戦闘体なんだよ。
真面目で、従順、働き者。いやぁ、言っててハラスメントっぽくて、ちょと怖くなっちゃったけど。ま、そういうもんさね。気にいらない人は読み飛ばしてよ。でね、そいつをトレードギンスという商売大好き種族のギャラクティック バザー エクストラヴァガンザという見本市で見てから、欲しくてほしくて、たまらなくて。で、やっとみつけたボーギス船ってわけなんよ。

「12体確認できました」

「全員転送」

ついについに、あこがれのアプロナータが手に入るんだ!