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情報Ⅰ共通テスト対策問題 No.389

『毎日の情報Ⅰ』〜毎日配信企画〜

No.389

 現実世界の問題解決や予測を行うために、現象やシステムをAモデル化し、それを基にシミュレーションを行います。モデル化とは、現実世界の複雑なシステムを単純化し、数式や図形などで表現することです。たとえば、地震の発生確率や洪水の影響範囲を予測するために、地形や建物の分布を数値データとして表現し、それを基に[ ア ]を作成します。
 シミュレーションにはさまざまな方法がありますが、その一つにモンテカルロ法があります。これは、ランダムな数値を生成し、その結果から問題の解を求める方法です。特に、複雑な問題や確率的な問題を解くのに適しています。モンテカルロ法を利用するシミュレーションは、大量の計算能力を必要とするため、スーパーコンピュータやクラウドコンピューティングが利用されます。
 また、シミュレーションの結果や大量のデータを保存するために、ハードディスクや[ イ ]が用いられます。これらは、大容量のデータを長期間保存することが可能であり、重要な基盤となっています。
 しかし、シミュレーションやモデル化は必ずしも現実を完全に反映するものではなく、[ ウ ]という観点から常に評価や改善が必要となります。
 そして、収集した大量のデータやシミュレーション結果を有効に利用するため、効率的なデータ管理と迅速な情報抽出が重要となります。適切なデータ分析を行うことで、更なる洞察や解決策を導き出すことができるのです。

問1 空欄[ ア ]から[ ウ ]に当てはまる言葉を選択肢からそれぞれ1つずつ選びなさい。

⓪ 人工分布図 ① ハザードマップ ② 気象モデル
③ RAM ④ ROM ⑤ フラッシュメモリ
⑥ 容量 ⑦ 精度 ⑧ 速度

問2 下線部Aのモデル化について、現実世界の複雑なシステムを単純化し、数式や図形などで表現することによって得られる利点とは何か、次の選択肢から一つ選びなさい。

⓪ 現実世界の問題を理解しやすくする
① データの量を減らすことができる
② 現実世界の問題を完全に解決できる
③ シミュレーションの精度を100%にする
④ データの扱いが容易になる

〜解答と解説〜

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