情報Ⅰ共通テスト対策問題 No.390

『毎日の情報Ⅰ』〜毎日配信企画〜

No.390

　コンピュータの基本的な計算装置である半加算器は、二つのビット値を入力として、その和と桁上りを出力する。このシンプルな構造はコンピュータの複雑な計算の基礎となっている。A半加算器は、[　ア　]とANDという二つの論理ゲートから構成される。
　一方、複雑な計算を行う際には、アルゴリズムの制御構造が不可欠である。制御構造には、順次構造、分岐構造、［　イ　］がある。例えば、順次構造は命令が順に実行される最も基本的な制御構造であり、分岐構造は条件によって実行する命令が変わる構造である。そして［　イ　］は特定の条件が満たされるまで、一連の命令を繰り返し実行する構造である。
　これらの制御構造を組み合わせることで、半加算器などの基本的な計算装置だけでも、非常に複雑な計算やデータ処理を行うことが可能となる。これがコンピュータの強力な計算能力の源泉となっている。
　現代のコンピュータの驚異的な計算能力は、これらの基本的な要素によって支えられています。大規模なデータセットに対する複雑な分析、AIが人間のような判断力を模倣すること、精密な科学的シミュレーションが可能になるのは、半加算器のような基本的な装置と、順次、分岐、反復といった制御構造の組み合わせによるものです。計算機の基本構造がうまく連携することにより、我々の生活を豊かにし、科学的な探求を前進させ、産業革新を推進しています。

問1：空欄[　ア　]から[　イ　]に当てはまる言葉を選択肢からそれぞれ1つずつ選びなさい。

⓪ OR ① AND ②NOR ③ XOR
④ 並列構造 ⑤ 反復構造 ⑥ 代入構造 ⑦ 停止構造

問２： 下線部Aの半加算器が直接関与するコンピュータの操作を一つ選んでください。

⓪ ワードプロセッサで文章を書く
① デジタル画像を拡大する
② コンピュータの電源を入れる
③ 二つの数値の加算を行う
④ インターネットブラウザでウェブサイトを閲覧する

〜解答と解説〜