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もっとテキトーに生きてみたい 〜双極性障害の頭の中 73
みなさん、こんにちは。
双極性障害2型(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。
特に何もしていないのに、なんだか疲れています。ちょっと鬱期に落ちてきてしまったのかもしれません。
色々とモヤモヤすることがあったので、今の気分を記します。
◾️令和式『仕事の辞め方』
入社4年目の若手ホープだった社員が、突然「転職します」と宣言してきました。
9月頭に部長に相談をし「9月いっぱいで辞めたい」と言ってきたそうです。
さすがに引き継ぎの時間が無さすぎる。
部長が何とか10月いっぱいまで延長をお願いしたところ「わかりました。最後まで頑張ります」と言うので、ややホッとしていました。
ところが。
10月は最終日1日のみ出社、あとは全日有給消化するという“荒技”申請を出してきました。
確かにその権利はある。
会社の規則違反でもない。
でもねぇ…。
彼女と同期入社してきたもう一人の部下は、残される身として彼女の引き継ぎのやり方に明らかに不満顔です。
最後はこんな仕打ちで終わるとは。
4年間、新卒の彼女をそれなりにチーム全体で可愛がってきたつもりだったのに、結局はこちら側のひとりよがりでした。
「なんだかなぁ〜」と思わずに、いられない。
「これが令和式の仕事の辞め方かぁ〜」
と同僚に嘆いたら、
「昭和には、刺さるねぇ〜」
と苦笑いで返されました。
最も“令和式”を感じるのは、当の本人はまるで『気にしていない』という点です。
残される社員がどうとか、
お世話になった取引先がどうとか、
全く気にならないようです。
当然の権利と捉えているようです。
そんな彼女を横目で見ながら、若干“羨ましい”と思ってしまいました。
私には絶対にできない。
私ならきっと、有給が残ろうが最終日までそこそこ出勤してしまうと思います。
彼女のように周囲を気にせず、自由に振る舞えたら。
きっとどんなにか心は軽いだろう、とつい想像してしまうのです。
彼女は彼女。
考えたって仕方がないのに。
私は彼女にはなれない。
◾️“決まりごと”が破れない
昨日、もうひとつの持病である片頭痛の薬をもらいに、長年通っている頭痛外来に行ってきました。
最近、朝の頭痛が酷くて、頭痛で目が覚めることかしばしばあります。
「原因は睡眠リズムの不調な気がします」と先生に伝えると、
「睡眠薬を飲む時間をもう少し遅くしたら?」
と言われました。
これは今、1番悩んでいるところです。
食後に飲む指示のあるラツーダが、飲んで2時間くらいするともの凄く眠くなるので、いつも10時くらいにフラフラになります。
仕方なくすぐにシャワーを浴びて睡眠薬を飲む羽目になるので、睡眠が理想の時間よりも前倒しになってしまうのです。
「ラツーダ、もう少し遅い時間に飲んだら?」
と先生に言われました。
「脂溶性だから食後がいいと書いてあったので…」
と返すと、
「そんなにすぐに胃の中は空っぽにならないから大丈夫だよ。気になるなら直前にちょっとクッキーとかつまんでから飲むとか。精神科の先生には内緒でやってみれば?」
と言われました。
「どうしても“言われたことは守らないと”と思ってしまう性格で…」
と返すと、
「いや、言われた通りにやってくれるのはありがたいんだけど、もう少し臨機応変にしてもいいんじゃない?」
と笑われました。
臨機応変。
私が1番苦手なヤツです。
決められた方法を破れない。
すぐにルールや規則に囚われてしまう。
「今日からちょっと、やってみます」
頭痛で目覚める朝ほど最悪な朝は無いので、とりあえずラツーダを遅めの時間にずらしてみることにしました。
こうやって色々書き出していくと、自分は本当に色々と縛られて生きているなと痛感します。
誰も強制していないのに。
自分から勝手に縛られに行ってる。
〇〇しなければならない。
〇〇であるべき。
私の頭の中には、“ならない”と“べき”がぎゅうぎゅうに詰まっている。
もっと、テキトーに生きてみたい。
そうすればいいじゃん。
誰もダメって言ってないじゃん。
分かっているけれど。
自分の中の“自分”に許してもらえない。
誰に指図されているわけでもないのに、毎日、息が詰まりそうだ…。