夫が希少がん! 第1章

第1章  鼻茸!?

数年前、夫は長引く風邪で、鼻炎症状を抱えていた。けれど、仕事が忙しく、なかなか病院へ行けないので、いつものように市販薬で済ませたが、今回はいつもと違って、症状改善されなかった。
ようやく、重い腰をあげて、職場近くの病院へ。しばらく投薬治療をしたけれど、一向に良くならず。詳しい検査をして、医者から言われたのは、「鼻茸!?」の可能性。日帰り手術になると説明され、大きな病院への紹介状を用意してくれた。
夫は、紹介状を持って、1人で病院へ向かった。。。。。
仕事から帰って来た私に、夫が報告してくれた。精密検査を予約してきたと。
後日、私も夫の検査に付き添った。
数日後、検査結果を聞きに、再び夫と病院へ。若い担当医から聞かされたのは、予想だにしなかった言葉だった。
「左鼻腔ガンです」
ドラマの1シーンみたく、重々しく伝えるものではなく、実際はあっさりしたものだった。
その後の説明は、後で夫に聞くと、あまり頭に入って来なかったらしい。が、私は、分からない事だらけで頭がパニクってしまったけれど、必死で理解しようとした。
帰宅後、ネットなどで色々調べたけれど、鼻腔ガンは希少ガンの1つで、情報が少なかったというのが印象だ。それもあって、これが誰かの役に少しでも立てればいいなあって思って、始めてみた次第。





いいなと思ったら応援しよう!