ウィーン少年合唱団について
ずいぶん前だけど、友達にカフェ(コメダ)でお昼ご飯を食べるのに付き合ってもらうことがあった。
おれはカツパンとコメダブレンド、友達はウィンナーコーヒーを頼んだ。
数分後、コメダブレンドとウィンナーコーヒーが同時に届く。
ブレンドコーヒーの液面の黒とは正反対の白が目に入る。暖炉の中で燃える火を見るのにぴったりだろうなと思うほど、優雅に巻き上げられたクリームを見ておれはふと違和感を覚えた。
「『ウィンナー』ってなんだよ」
今までも疑問に思ったこともあった。しかし、自分でも気づかない、とるに足らない程度でずっと素通りしてきた。
ウィンナーなんか載ってないし、載っているのはホイップクリームだ。勝手に期待していた、「ウィンナー入りのコーヒー」とは程遠かった。
そんな違和感をまあいいやで済まそうとも思ったが、なんとなく、また素通りしたら気になりすぎて、大学の課題も台本のセリフ入れもできないと感じた。
傍から見ても「ウィンナーのせいで課題と演劇がおろそかになる人」なんて、こんな愚かな人はいないだろう。そうなることが恥ずかしくて怖くもあった。
調べる前に、友達とウィンナーが何なのかを予想しあってみた。
おれの予想はこうだ!
ーオーストリアのウィーンから派生していて、「ウィーン」に接尾辞の「er」をつけて「ウィーンのコーヒー」となったのでは!?ー
一方、おれの予想を聞いた友達が出した予想はこれだ!
ーコーヒーにホイップクリームを入れることでコーヒーの香りとホイップクリームの甘さが混ざり合ってウィンナーの味に近くなる、ということを昔の人が感じてそれが広まったのでは!?ー
そしてwebに答えを求めた。
すごい!おれの予想は当たっていた!
キーコーヒーの市場戦略部のコーヒー教室係長が言うんだからあってるでしょう。ふむふむソーセージの方のウィンナーも由来も意味も同じなんですね。
ただ、ただ!
ウィンナーが「ウィーン風」なら、かの有名な少年合唱団は、名前こそ「ウィーン少年合唱団」だけど別の言い方をすれば「ウィンナー合唱団」とも言い換えることができるわけで!
ウィンナー合唱団
ウィーン風の少年=ウィンナー
とすれば冗長さは消えるし、何といってもダブルミーニングになる。
けどデメリットとしては下ネタになってしまうということなんだ。
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