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ホテルバイトのすゝめ


新生活も始まって2か月が経ち、そろそろバイトを始めようとしている学生の方々が増えてくると思います。ここでは、ホテルバイトのメリット・デメリットについてお話していきます。

ホテルバイトとは

各都市の駅前には、安価なビジネスホテルから高級ホテルまで多くが立ち並んでおり、求人サイトを見ているとホテルバイトの募集が多くかかっています。
ホテルバイトの中にもいくつかの職種があり、チェックインや案内を担当するフロントスタッフ、朝食や夕食の配膳や調理を行う食事スタッフ、24時間営業のための夜勤スタッフなどがあります。
私はフロントスタッフとして募集して採用されたため、今回の記事ではフロントスタッフの仕事について話していきます。

フロントスタッフのスケジュール

※ホテルによって時間や仕事内容は若干変わるため、参考程度に読んでください

昼:チェックイン準備
当日のチェックインに向けて、お客様の事前に分かっている要望について対応したり、チェックイン時間前に到着したお客様の荷物預かりや観光案内、清掃状況に応じて部屋決め(アサイン)を行います。

昼~夜:チェックイン作業
平日と休日ではチェックインが混雑する時間帯が異なりますが、基本的には夕方前後がチェックインで混雑するため、チェックイン作業や口頭での依頼に対する対応に追われます。

夜:翌日の準備
チェックインが落ち着いたら、翌日チェックインのお客様への準備や、すでに滞在されてる方への飲食店案内や翌日の観光スケジュールの提案などを行って、退勤時間になったらそのまま夜勤スタッフに引き継いで退勤です。

フロントスタッフの仕事

  1. チェックイン対応
    登録証(レジカード)へ署名や住所などの個人情報を記入してもらって、宿泊代が当日精算であれば会計も行います。流れが決まっているので、一度流れを覚えてしまえばイレギュラーな対応がない限りはスムーズにいきます。
    前述したとおり夕方は混雑するため、1~2時間常に対応をしているなんてこともたまにあります。

  2. 観光案内
    既に行きたいところが決まっていて、行き方の相談や質問に来られた方には地図や時刻表を用いて案内します。
    行きたいところが決まっていない方には、年齢や性別から好きそうな場所をいくつかピックアップして案内をします。桜の時期には桜の名所を教えたり、地元の人しか知らないような隠れスポットを案内すると喜ばれます。

  3. 飲食店案内
    地域の名産や地物、旬の食材、地酒などをいくつかピックアップして、興味を持ったものについて有名なお店をいくつか案内します。予約可能なお店は電話番号を一緒に伝えたりします。

主な仕事は上記のようなものです。

インバウンドへの対応

ホテルバイトに興味を持っている人の中には、インバウンドへの対応に興味がある人もいると思います。
インバウンドの割合や出身国は、ホテルのグレードや土地に大きく左右されます。近年は東京や京都、大阪以外にも、白川郷に近い高山や、立山連峰に近い富山や松本、中部国際に近い名古屋なども人気な観光地になっています。(北陸の民なので中部地方しか詳しくないですが、広島に行く人も多いイメージ)
高価なホテルは欧米人が多く、安価なホテルはアジア人が多いイメージです。
アジア人の中でも、台湾・香港・シンガポール・マレーシア・インドネシア・タイの人が多いです。

インバウンドの方へは、基本的に英語での接客となります。
公用語やそれに準ずる言語として英語を日常的に使用している国の人たちはスムーズに進みますが、日本と同じようにほとんど英語を使用しない国の人たちは話せない人もいます。その場合はGoogle翻訳を用いて接客をします。
英語が話せた方がいいですが、高校まで英語の評定を1か2しか取っていなかった英弱な私でも、ホテルで使用するような英語を勉強したことでスムーズに案内できるようになったので、努力次第でどうにでもなります。

インバウンドの方への対応の特徴としては、日本語が話せないため電話したいところへ中間役として代わりに電話をかけて手伝いをすることがあります。また、チケットの購入や予約を手伝うこともあります。海外の方々は、英語が通じにくい日本で困ることが多いため、日本語と英語の橋渡しとして働くことで感謝されることが多いのがやりがいでもあります。

メリット

  1. 社会人として必要なスキルが身に付く
    ホテルでは正しい言葉遣いや立ち振る舞いが要求されます。入社教育で徹底的に教え込まれるため、半年も働けば無意識に出てくるまで身に付きます。就活などの面接でも重宝されます。

  2. リアルな英語が身に付く
    中高で勉強した英語は丁寧な書き言葉としての英語が基本であり、英語で会話をする機会は日本に住んでいればほとんどありません。アジア人やヨーロッパ人のような非ネイティブスピーカーと会話をする機会も多く、それぞれの国によって訛りがあり、堂々と胸を張ってイントネーションに気を付ければ十分通じて地震が付きます。それと同時に勉強するためのモチベーションとなり、海外旅行の時にも役立ちます。

  3. 毎日が旅行
    毎日様々なところから来たお客様の対応をするため、様々な文化に触れることが出来て、行ってみたい場所が増えます。インバウンドの方と仲良くなって話していると、自国のことを教えてくれるのでいろいろな国の文化に詳しくなります。

デメリット

  1. 一定数頭のおかしい奴が来る
    これはホテルに限らず、接客業である以上はどこでもあり得る話ですが、ホテルも頭おかしい奴がたまに来ます。その対応をしなきゃいけない時があるので、それは嫌です。

  2. 立ち仕事なので意外と体力がいる
    フロントだと座ることはないので、基本的には立ちっぱなしです。巡回や対応で歩き回ることもあるので意外と体力が必要です。連勤すると足がむくみます。

まとめ

コロナ禍があけて円安の影響もあり、観光需要が増加している今、地元の観光をサポートしたい!!英語で接客をしたい!!など様々な目的を持っている人がいるホテルバイトもぜひバイト候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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