新たなスタート#3


仕事ぶりを評価してくれて飲みに行く程仲良くなった先輩に突然別れを告げられた僕は
その翌日、旅行に向かう新幹線の中で涙を流していた

気持ちの整理がつかない日々が続き、ついに先輩の辞める日が来た


僕「ありがとうございました、先輩には感謝してもしきれないです」


先輩「もう俺が教えられることは無いから、ゆたくんなら大丈夫、これからも頑張って」


僕「本当にありがとうございました!」


先輩「また飲みに行こうね」


僕「もちろんです!」



先輩の顔はやり切った清々しい表情だった




満月の夜




先輩が職場を去ってからは仕事に勤しむ日々が続いた


毎日家と会社を往復だけの生活は非常に退屈だった


そんなある日の夕方に1本の電話が、、、



先輩「ゆたくんおつかれー、今日近くまで来てるから仕事終わりに行かない?」


僕「お疲れ様です!もちろんです、行きましょう!」



先輩「今日は車で来てるからお酒飲めないけど、せっかくだし軽く行こう」



僕「もう全然構いません!」



先輩「じゃあ仕事終わったら駅で待ってるね」



僕「はい!ありがとうございます」



(今思えばお酒飲めない状況なのに夜のお店に遊びに行く先輩と後輩ってヤバい奴らだなって思います笑)



こうして先輩の久しぶりの誘いに胸を躍らせ
先輩と駅で落ち合い車で夜の街へ繰り出すのであった



夜の高速道路


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